こんにちは、刈谷市の歯医者 やまむら総合歯科・矯正歯科です。
今回は、指しゃぶりや頬杖の癖がよくないということについて具体的にお話させていただきます。
指しゃぶりについて
指しゃぶりをしながらスヤスヤと眠っているお子さんの姿は平和そのもの♪
いずれ治るだろうとほったらかしにする親御さんも多いと思います。
しかし、長い年数指しゃぶりを続けていると、実は歯ならびが悪くなり、噛み合わせに不具合が生じて食べものを噛みにくくなくなったり、ひどければ発音しにくくなったりすることもあるのです!
どうしてよくないの?!
指しゃぶりは、指をくわえる力により、上の前歯は上前方に押し出され、下の前歯は後下方へと押さえつけられます。
その結果、出っ歯になったり、奥歯を噛み合わせたときに前歯がかみ合わない開咬(かいこう)という状態になったりしやすくなるのです。
さらに、指を強く吸っていると、奥歯を外側から内側に押す力がはたらき、歯ならびの横幅が狭くなる狭窄歯列弓(きょうさくしれつきゅう)を引き起こすなど、さまざまな問題を生じます。
乳児の間だけ指しゃぶりをしているなら大きな問題はないのですが、3歳以降も続くようですと、このようなかみ合わせが悪くなる不正咬合(ふせいこうごう)を起こす可能性が大きくなります。
大人になってからも悪影響が!!
小学校低学年まで指しゃぶりをしていた方は、上下の前歯がかみ合わず、食べ物を下記ることができなくなってしまったという方もいます。
低学年で指しゃぶりをやめても、その後、上下の前歯の間に舌を入れる癖がついてしまい、一向に治らなかったそうです。
このように、幼児期の指しゃぶりは大人になってもさまざまな問題を引きずることになりかねませんので、けっして侮ってはいけません。
もしあなたのお子さんの歯ならびに心配な様子があれば、遠慮なく矯正歯科医や小児歯科医にご相談ください。
では続いて!
頬杖について
頬杖も歯並びが悪くなる原因の一つです。
頬杖をつくと、顎に頭の重さ(負のストレス)が加わり、下顎が後退します。下顎を片方から支えるような頬杖をつくと、歯並びが内側方向にずれしまいます。また、左右非対称になり、歯列を変形させてしまうのです。
顔の骨がゆがむと、フェイスラインが崩れてしまい、顔が必要以上に大きく見えてしまいますし、歯並びが悪くなると噛みあわせもずれてしまいます。
そして、噛みあわせがずれると、歯と歯の高さが合わなくなったり、歯と歯の間にすき間ができたりと様々な弊害が及びます。
このように次々と悪影響が循環してしまうのです!
さらに!
実は虫歯・歯周病のリスクが高まるのです!
こればビックリされた方も多いかと思いますが、頬杖が引き金で歯並びが悪くなると、虫歯や歯周病のリスクまで出てくるのです!
原因としては、歯が綺麗に揃わなくなるため、歯と歯の間にすき間ができやすくなるから。
すき間に食べたものが詰まりやすくなり、プラークが溜まって虫歯になりやすくなるのです。
そして、むし歯になることで歯茎にも影響が及び、むし歯菌で歯茎が炎症を起こせば、腫れたり出血をしたりといった事態にも発展します。
そしてもう一つ!
顎関節症のリスクが高まることも!
顎関節症とは、顎の関節に異常が起こったために、口を開けたり閉じたりする度に顎の骨が鳴る疾患です。これが深刻化すると、顎に痛みが生じ、最悪口を開けられなくなってしまうのです。
このように、頬杖をついていると、顎の骨や顔の見た目などあらゆる場所に弊害を及ぼしてしまいます。
1つが崩れると、次々にいろいろなところに影響を及ぼすので、実は意外にも怖い事なんですよっ!
見た目にも悪いですから、治せるのなら早い内から治した方が良いですね♪
頬杖をつかないようにするためには、机などに肘をつかないようにするのが基本です。
これを読んでくれた皆様が、頬杖をしないように気を付けてくれると嬉しいですっ♪
今日は指しゃぶりと頬杖についてお話させていただきました。
どちらも癖なので、あ!と思ったら気を付けて治すようにしていきましょう♪
無料メール相談はこちらから!
ご予約希望の患者様は下記からご予約をお願いします!
https://www.dent-sys.net/tsys/ts_u_book_new.php?d_name=yamamura&medical_sts=1
小児矯正に関する説明は下記をぜひご参考にしてください♪
頬杖をつくと、あごと歯並びに何が起きるのか
頬杖であごにかかる力は、およそ3〜5kgといわれます。一方、矯正治療で歯を動かすときにかける力は、歯1本あたり50〜150g程度です。頬杖の力は、矯正力の何十倍にもなります。
しかも矯正装置と違って、方向も時間もコントロールされていません。毎日決まった側に、無意識のうちに、何時間もかかり続けます。
頬杖は下あごを片側から押し上げます。上の歯は動かないので、上下の歯の中心(正中)がずれていきます。
頬杖で起きること
- 下あごが押し上げられ、反対側にずれる…手を当てた側から押されるため、下あご全体が少しずつ逃げていきます。
- 上下の歯の中心がずれる…上の歯は動かないので、かみ合わせの中心が合わなくなります。
- 片側でばかり噛むようになる…かみ合わせがずれると噛みやすい側ができ、その側だけ筋肉が発達して顔の左右差につながります。
- あごの関節に負担がかかる…左右で関節の位置が変わり、口を開けるときの音や痛みの原因になることがあります。
「弱い力でも、長い時間なら歯もあごも動きます」
ここがいちばん誤解されやすいところです。「ちょっと頬杖をつくくらいで歯が動くわけがない」と思われがちですが、歯とあごを動かすのは力の強さではなく、力がかかっている時間です。
たとえば食事のときに噛む力は数十kgにもなりますが、これで歯並びが崩れることはありません。一瞬だからです。反対に矯正装置の力はごくわずかですが、24時間かかり続けるので歯は動きます。
頬杖は後者です。勉強中に1日1時間、テレビを見ながら1時間。それが毎日、何年も続きます。矯正装置をつけているのと同じことが、意図しない方向に起きているとお考えください。
頬杖以外に気をつけたい「お口まわりのクセ」
同じ理屈で、長い時間かかり続けるクセはどれも歯並びに影響します。お子様の様子を思い浮かべながら見てみてください。
| クセ | 起きやすいこと |
| うつ伏せ寝 | 顔全体が枕に押しつけられ、あごが後ろ・横に押される |
| 横向き寝で手をあごの下に入れる | 頬杖と同じ力が、しかも6〜8時間かかり続ける |
| 片側だけで噛む | 噛む側の筋肉だけが発達し、顔の左右差が出る |
| 爪を噛む | 前歯に一点で力がかかり、すり減りや欠けの原因になる |
| 下くちびるを噛む・吸う | 上の前歯が前に出て、下の前歯が内側に倒れる |
| 舌で前歯を押す(舌突出癖) | 前歯がかみ合わなくなる開咬につながる |
| 口をあけたまま過ごす | 舌の位置が下がり、あごが横に広がらず歯が並びきらない |
とくにうつ伏せ寝と横向き寝は見落とされがちです。頬杖が1日2時間だとしても、寝ている時間はその3倍以上あります。お子様の寝相を一度見てみてください。
頬杖をやめさせるコツ
「頬杖をつかないで」と声をかけるだけでは、まず続きません。無意識のクセなので、本人の意志ではなく環境で解決するのが近道です。
- 机と椅子の高さを合わせる…机が高すぎると、体を支えるために自然と肘が出ます。ひじが90度になる高さが目安です。
- 足の裏が床につくようにする…足が浮いていると体が安定せず、上半身を手で支えようとします。足台を置くだけで頬杖が減ることがあります。
- 鼻がつまっていないか確かめる…口呼吸だと頭が前に出た姿勢になり、その重さを手で支えるかたちで頬杖になります。鼻炎の治療で頬杖が減る場合があります。
- 気づいたら、責めずに姿勢を直す…叱られると隠れてやるようになります。声をかけるより、背中にそっと手を当てて姿勢を戻すほうが効果的です。
よくいただくご質問
頬杖をやめれば、ずれは元に戻りますか?
成長期のお子様で、期間が短く、ずれが小さいうちであれば、クセをやめることで戻っていくことがあります。ただし、かみ合わせが定着してしまってからでは自然には戻りません。気になった時点で一度見せていただくのがいちばん確実です。
大人の頬杖も影響がありますか?
あごの骨の形が変わるほどの変化は起きにくくなりますが、影響がないわけではありません。歯は大人になっても動きます。また、あごの関節への負担は年齢に関係なくかかります。あごが鳴る、朝起きたときにあごがだるいという方は、頬杖と寝る姿勢を見直してみてください。
指しゃぶりは何歳までにやめれば大丈夫ですか?
3歳ごろまでは、指しゃぶりは自然な行動です。この時期にやめられれば、多くの場合は問題になりません。4〜5歳を過ぎても続いている場合は、歯並びやかみ合わせに影響が出はじめる時期ですので、一度ご相談ください。
やめさせるときは、叱らないことが大切です。指しゃぶりは不安をやわらげるための行動でもあるので、強く止めると別のクセに移ることがあります。日中に手を使う遊びを増やす、寝る前に手をつないで話をするなど、指以外で安心できる時間をつくってあげてください。
片側だけで噛むのも、よくないですか?
はい。片側だけで噛み続けると、その側の筋肉だけが発達して顔の左右差が出ますし、使わない側は汚れが落ちにくくなってむし歯や歯周病のリスクも上がります。ただし、片側でしか噛まない背景に「反対側の歯が痛い」「かみ合っていない」という理由が隠れていることも多いので、まずは原因を調べる必要があります。
お子様のクセや歯並びで気になることがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。当院ではこうしたクセそのものを整えていく小児矯正(MRC矯正・マイオブレース矯正)も行っています。
関連ページ
小児矯正ガイドの記事
- 小児矯正|くせと歯並びの関係、始める時期の目安
- 親子教室|たまぴよ教室・親子はみがき教室のご案内
- 小児歯科|保育士在籍・キッズルーム完備
やまむら総合歯科・矯正歯科は愛知県刈谷市井ケ谷町にあります。豊田市・みよし市・知立市・東郷町からも車で15〜20分、駐車場は100台。日曜以外は祝日も診療しています。→ アクセス・診療時間/無料メール相談