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やまむら総合歯科・矯正歯科

小児矯正(MRC)早期治療のメリット

愛知県刈谷市の歯医者 やまむら総合歯科矯正歯科
歯科医師 院長の山村昌弘です。

近年、歯科矯正の重要性が注目されていますが、その中でも小児矯正は特に重要です。小児期に矯正を始めることで、歯並びの問題が早期に解決できる可能性があります。今回は「小児矯正(MRC)」について詳しく解説し、その早期治療のメリットを探ってみましょう。

目次

1. 小児矯正(MRC)とは?
2. 小児期における矯正の必要性
3. MRCを用いた矯正のメリット
4. 早期治療の効果とリスク
5. 治療期間と費用について
6. まとめ

小児矯正(MRC)とは?

小児矯正とは、お子さまの成長期に行う歯科矯正のことです。MRC(Myobrace)システムは、機能的矯正を通じてお子さまの顎の成長を促し、自然な歯並びに導く治療法です。これは、取り外し可能な装置を使用し、歯の位置調整だけでなく、口腔の習慣や呼吸パターンの改善を目的としています。

この治療法は、一般的な固定式の矯正とは異なり、食事や歯磨きの際に取り外せるため、お子さまにとっても負担が少ないのが特徴です。さらに、MRCは自然な形で歯や顎の成長を促進するため、従来の矯正に比べて治療中の痛みや不快感も少ないとされています。

小児期における矯正の必要性

小児期は、顎や歯が成長しやすい時期です。この時期に矯正治療を開始することで、成長を利用しながら効率的に歯並びを正すことが可能です。お子さまの頃に歯並びの問題を解決しておくと、大人になってからの矯正治療よりも、短期間で効果的な結果を期待できます。

特に、アレルギー性鼻炎や口呼吸があるお子さまは、アデノイド肥大や顎の不正咬合が進行することがあります。小児矯正はこうした問題を早期に診断・治療することで、健康な発育を助けることができます。また、小児期の矯正治療は、自己肯定感の向上や正しい発音の獲得にも寄与します。

MRCを用いた矯正のメリット

MRCシステムを用いることで得られるメリットは多岐にわたります。まず、喋る、呼吸する、食べるといった基本的な機能が改善されます。これにより、お子さまの生活の質が向上し、学校生活や日常生活においても積極的に取り組むことができるようになります。

また、取り外しが可能なため、清掃が容易であり虫歯予防にもつながります。特に、簡単に装置を外せるため、食事や歯磨きは通常通り行うことができます。これにより、従来の矯正固定装置に比べて、むし歯のリスクを大幅に減少させることができるのも大きなメリットです。

そして、MRCは継続的に使用することで、口腔習慣の改善を目指します。これは、舌の位置や唇・顎の筋肉の正常な機能を促進し、長期的な歯並びの安定を実現します。

早期治療の効果とリスク

早期に小児矯正を始めることで、顎の成長促進や顔のバランス改善、咬合の正常化など多くの効果が期待できます。特に、発音やお子さまの心理的な成長におけるメリットも見逃せません。幼少期から矯正治療に取り組むことで、矯正が必要な時期を早めに終わらせることができ、その後のお子さまの生活がスムーズに進むでしょう。

しかし、早期治療にはリスクもあります。本来必要のない部位まで成長を促してしまう可能性や、お子さまの負担感を十分に考慮する必要があります。また、治療が順調に進まない場合、リカバリーに時間がかかることも考慮すべきです。しかし専門的な診察と治療計画があれば、このリスクは最小限に抑えることができます。

治療期間と費用について

小児矯正の期間は一般的に2年から3年とされていますが、お子さまの成長具合や個々の歯並びの状態によって異なります。最初は短期間で成果が見えることが多いですが、完全に安定させるためには一定の期間を要します。また一度治療が完了しても、経過観察として定期検診も必要となるため、長期間にわたるコミットメントが求められます。

費用に関してですが、MRCシステムの導入による小児矯正は、通常数十万円から百万円程度の費用がかかることが多いです。これは高額に見えるかもしれませんが、成人になってからの矯正費用と比べると経済的負担は軽減されることが多いです。さらに、早期に綺麗な歯並びを手に入れることで、将来的な歯科治療費の削減にも貢献します。

まとめ

小児矯正(MRC)は、早期治療を行うことで多くのメリットをもたらす可能性があります。お子さまが持つ歯並びや顎の成長の問題は、思っている以上に早期に解決することができるのです。これにより、お子さまの生活の質が向上するばかりでなく、大人になった時の笑顔まで左右することすらあります。矯正治療には経済的負担や一定のリスクもありますが、これを専門の歯科医師と相談しながら進めることで、それらを最小限に抑えることができます。私たち歯科医療のプロフェッショナルは、お子さまの健やかな成長と共に歩んでいくお手伝いをいたします。ぜひ、小児矯正をお考えの際は、お気軽にご相談ください。

小児矯正(MRC) 早期治療のメリット

愛知県刈谷市の歯医者 やまむら総合歯科矯正歯科
歯科医師 院長の山村昌弘です。

小児矯正のMRC(Myofunctional Research Co.)システムは、子どもの成長段階での歯や顎の問題を早期に解決するための手法です。この記事では、MRCを用いた小児矯正の早期治療のメリットについて詳しく解説します。子どもの歯並びが気になる親御さんに向けて、治療内容や期間、費用感も交えて説明します。

目次

  1. 小児矯正(MRC)の概要
  2. 早期治療のメリット
  3. 治療における具体的手法
  4. 治療期間と費用
  5. 注意点とデメリット
  6. まとめ

小児矯正(MRC)の概要

  1. 小児矯正のMRCシステムは、口腔筋機能療法に基づく治療法です。一般的なブラケット矯正とは異なり、マウスピースを用いて、正しい口腔機能を育成します。MRC治療は、子どもの成長過程での不正咬合(嚙み合わせの不正)や歯並びの問題に対して早期に取り組むことができます。特に、5歳から7歳の幼児期から始めると効果的です。
  2. この治療法は、単に歯並びを改善するだけでなく、呼吸や舌の位置、飲み込み方などの基本的な口腔機能を含めて総合的に改善することを目指します。MRCのマウスピースは、昼間と夜間に装着することで、自然に筋肉の訓練が行われます。これにより、顎の発育や歯の位置を正しく誘導することができます。

早期治療のメリット

  1. 早期に治療を開始することで、子どもの顎の成長や発育を正しい方向に導くことができます。これにより、将来的な深刻な不正咬合を予防することが可能です。適切な時期に治療を行うことで、成長中の顎骨が自然に正しい形に発育し、歯並びも整いやすくなります。
  2. 早期治療により、子どもの呼吸や発音、食事の際の嚥下(えんげ)機能も改善されることが多いです。例えば、口呼吸が改善されることで、夜間のいびきや睡眠時無呼吸症候群のリスクも低減できます。これにより、子どもの全体的な健康状態が向上するメリットがあります。
  3. また、精神的なメリットも見逃せません。早期からの矯正治療により、歯並びや咬み合わせの問題が改善されることで、子ども自身の自信にもつながります。笑顔が増えたり、友達とおしゃべりすることが楽しくなったりすることで、社交性も向上する場合があります。

治療における具体的手法

  1. MRC矯正治療では、主に専用のマウスピースを使用します。このマウスピースは、お子さまの口腔内の筋肉に適切な訓練を促すデザインがされています。昼間は1〜2時間の装着、夜は就寝中に装着することが推奨されます。マウスピース自体はシリコーン製で、柔軟性があり子どもでも使いやすい設計です。
  2. 定期的な歯科医師の診察も必要です。一般的には月に1回程度のペースで診察が行われ、マウスピースの効果や適合をチェックします。また、口腔筋機能の訓練も並行して行うため、専用のエクササイズを歯科医院で指導されることが多いです。
  3. 治療が進むにつれて、マウスピースの種類を変更することがあります。これにより、ステップバイステップで効果的に治療を進めることができます。治療の進行状況によっては、追加の診療や検査も行われることがあります。

治療期間と費用

  1. 治療期間は個々の症状や成長のスピードにより異なりますが、一般的には1年から2年程度の期間が必要です。ただし、早期から始めることで治療期間が短縮される場合が多いです。重要なのは、定期的なモニタリングと適切な治療計画に基づいて進行することです。
  2. 費用については、矯正歯科によって異なりますが、20万円から40万円程度が一般的です。また、マウスピースの購入や定期的な診察費用も含まれますが、具体的な料金については歯科医院に確認することをおすすめします。保険適用外の治療法であることが多く、経済的な負担も考慮する必要があります。

注意点とデメリット

  1. 早期に治療を始めることで多くのメリットが得られますが、全ての子どもがMRC治療に適しているわけではありません。具体的な適用条件は、歯科医師の判断に基づきます。また、治療中にマウスピースの装着を怠ると、効果が得られにくくなることがあります。
  2. 経済的な負担も一つのデメリットです。自己負担で行う治療が多いため、治療費の事前確認と予算の計画が重要です。また、子ども自身がマウスピースを正しく使えない場合もあり、この場合は追加のサポートや指導が必要です。
  3. 治療中は定期的な通院が必要で、そのための時間や労力も考慮しなければなりません。特に共働きの家庭や忙しい家庭では、通院スケジュールの調整が必要となります。

まとめ

小児矯正のMRCシステムを用いた早期治療には、多くのメリットがあります。子どもの成長段階での歯並びや顎の問題を早期に解決し、将来的な健康リスクを低減することができます。ただし、治療には時間や費用がかかるため、よく考えてから始めることが大切です。歯科医師としっかり相談し、お子さまに最適な治療を見つけてあげてください。

小児矯正(MRC)のメリットについて

愛知県刈谷市の歯医者 やまむら総合歯科矯正歯科
歯科医師 院長の山村昌弘です。

矯正治療は大人だけのものではありません。早期に適切な治療を受けることは、子供たちの健康や生活の質を大きく向上させる重要な要素となります。今回は、「小児矯正(MRC)」に焦点を当て、その詳細やメリットについて詳しく解説していきたいと思います。MRCという矯正法は、子供たちの成長過程において効果的であり、多くのメリットを持っているのです。

目次

1. 小児矯正(MRC)とは
2. 小児矯正のメリット
3. 治療方法とプロセス
4. 身体的・経済的・精神的なメリットとデメリット
5. 小児矯正の治療期間と料金

1. 小児矯正(MRC)とは

小児矯正(MRC)は、オーストラリアのMyofunctional Research Co.が開発した矯正システムで、小児特有の歯並びや咬合の問題を早期に改善するために設計されています。MRCは、従来のワイヤーやブラケットを使用しないため、子供にとって快適で負担が少ない治療方法です。このシステムは、口筋の機能と呼吸のトレーニングを重視しており、正しい成長と発達を促進します。

2. 小児矯正のメリット

小児矯正のメリットは非常に多岐にわたります。まず第一に、早期に問題を見つけて治療することで、将来的に必要となる大掛かりな矯正治療を回避することができる点が挙げられます。子供の頃に歯並びや咬合の問題を解消することで、大人になってからの口腔内健康状態が良好になります。特にMRCは、ワイヤーやブラケットを使わないため、口腔内の違和感や痛みが少なく、子供たちが楽に治療を受けられるメリットがあります。

3. 治療方法とプロセス

MRCによる小児矯正の治療は、まず初めに詳しい口腔内の状態を確認することから始まります。その後、個別にカスタマイズされた装置を使用して治療を進めていきます。この装置は、正しい舌の位置や呼吸方法、口筋のトレーニングを促すために設計されています。装置を使用する時間は、1日約1時間程度ですが、これを続けることで徐々に改善が見られるようになります。また、定期的な歯科医師のチェックとアドバイスが提供されるため、安心して治療を進めることができます。

4. 身体的・経済的・精神的なメリットとデメリット

MRC小児矯正の身体的なメリットは、装置の装着がシンプルで痛みが少ない点です。子供が積極的に治療に参加することで、治療効果が高まり、口腔内の健康状態も良好に保つことができます。経済的な面では、早期の予防治療としてMRCを導入することで、後に発生する大掛かりな矯正治療の費用を抑えることが可能です。一方で、デメリットとしては、治療には継続的な取り組みが必要であり、子供自身が治療を続ける意欲を持つことが重要です。また、費用面では初期費用がかかりますが、長期的に見ると経済的なメリットが大きいと考えられます。

5. 小児矯正の治療期間と料金

MRCによる小児矯正の治療期間は、個々の状態や問題の程度によりますが、平均的には約1〜2年程度です。定期的な診察と装置の使用が欠かせないため、治療の進行状況は定期的に確認されます。料金については、初診料と定期診察料、さらにカスタマイズされた装置の費用が含まれ、総額としては約40万円程度が一般的です。しかし、これはあくまで目安であり、各医院や地域によって異なるため、詳細は直接お問合せいただくことをお勧めします。

まとめ

子供の歯並びや咬合の問題は早期に発見し、適切に対処することが重要です。小児矯正(MRC)は、従来のワイヤーやブラケットを使用せず、子供たちにとって負担が少ない治療法で、多くのメリットを提供します。身体的・経済的・精神的な側面から見ても、MRCは優れた選択肢と言えるでしょう。早期の治療を検討することで、将来的な口腔内の健康を守ることができるため、ぜひ積極的に考えてみてください。

歯並びと顔の成長について

歯並びと顔の成長には深い関係があるのをご存じでしょうか?

実は、歯並びや嚙み合わせが悪いと、顔の輪郭にまで悪影響が及ぶことは良くあります。

出っ歯や受け口、これらがとてもわかりやすい例です。出っ歯や受け口というのは、主に前歯が前方に傾いていることで現れる顔の輪郭・顔貌といえます。ですから、歯並びが変われば顔の輪郭も変わってくるのです。

今回はそんな

歯並びと顔の成長に関係性についてわかりやすく解説します。

身体が成長するように、お口の中も成長し変化していきます。お口の成長は、上顎骨と下顎骨の成長、永久歯への生え変わり、などが挙げられます。また、お口の成長と歯並びには密接な関係があります。

身体の成長は、脳に近いところから成長していきます。その後、筋肉や骨格が成長していきます。

それでは、

お口の成長はいつ頃になるのでしょうか??

顔の成長は、

5才までに40~45%

10才ごろまでに80%

20才ごろまでに成長が完了

といった成長過程で、最初に顔の幅が成長し、次に顔の長さと深さが成長していきます。

お口の成長もお顔の成長と同じ頃だろうと思う方も多いかもしれませんが、お口の成長は、上顎骨と下顎骨で違いがあり、また男女でも違いがあるので要注意です。

上顎骨はより脳に近い骨であるため、下顎骨に比べ先行して成長していき、成長のピークは5歳、そして、10歳にはほぼ完了してしまいます。

それに比べ、下顎骨は男女で違いがあり、男の子の場合は一般的に18歳ぐらいまで成長発育、女の子は14歳位ぐらいまで成長発育します。

お顔の成長は、歯の生え方、並び方によって左右されてきます。

上顎骨の成長が終わるころには、お顔は80%も成長が完了しています。また、下顎骨も同様、下顎骨の成長の後にお顔の成長が止まります。

ですので、歯並びが悪いと、それに沿ってお顔が出来上がるため、お口の成長が止まる前に歯並びがきれいになっていることが大変重要になってくるのです。

顔立ちを決める最も大きな要素は骨格です!

顔の輪郭・顔立ちはほとんど遺伝によって決まってしまうのでは?と思われるかもしれませんが、それは必ずしも正しいとは言い切れません。なぜなら、上下の顎の骨というのは、小児矯正を受けることによって発育をコントロールできるからです。子供の頃に治療を受けた方が良いのはそのためです。

ここまで、歯並びとお顔の成長について書いてきましたが、結局、お顔が成長しきる前、まだお口の成長が止まる前の段階に治療を受けるということが、最も大切だということは分かっていただけたかなと思います。

では、歯並びとお顔の成長についてわかっていただけたところで、歯並びが整い、お顔の成長が終わると、どのようなことが起こるのでしょうか?

もうお分かりですね。それは「きれいな顔立ち」を手に入れることができます!

「きれいな顔立ち」というのは、
世間一般では以下のような条件を持つ顔が美しいとされています。

・鼻筋がすっと通っている

・目鼻立ちがはっきりしている

・目と眉の距離が近い

・肌がきめ細やかでハリとツヤがある

・横顔はEラインが整っている

・歯並びが整っている

Eラインとは、鼻の先端とアゴの先端を結んだラインの事で、人差し指を鼻の先端あごの先につけた時、鼻と唇と顎が一直線上にあるとEラインが整っているとされ、美しい横顔の条件に当てはまります。

大人の私たちからすると何ともうらやましいお顔立ち!

こういった顔立ちの大人を見ると、生まれつきだし・・・とか、きっとご両親が美男美女なんだろうなぁ~なんて思っていたと思いますが、実はそれだけではなく、もしかしたら子どもの頃に、親御さんが歯並びに気が付いて、早い段階から矯正をしてくれたからかもしれません。

それによって素敵なお顔立ちになったのかも・・・と考えると、一度自分のお子様の歯並びの状態を確認したくなりますね。

自分のお子様のお顔立ちは、持って生まれた姿ですので、どんな容姿でもかわいいのは当たり前ですが、そのお子様が大人になった時、歯並びのせいでお顔にコンプレックスを持ってしまうのはかわいそうな事です。

しかも、お顔立ちだけでなく、歯並びが悪いことはたくさんのデリメットがあります。

歯並びが悪くて良かったといった話は聞いたことがありません。

顔立ち、虫歯や歯周病、上手にしゃべれない、上手に噛めない、などなど、多くのデリメットがありますので、自分のお子様がそういったことにならないためにも、親御様が注意を払ってあげてください。

言うまでもなく、歯並びは自力で治せるものではありません。

少しでもお子様の歯並びに対して「あれ?」と思うことがあったら、できるだけ早い段階で、まだお口の成長途中の段階で、歯科医院へ相談することをお勧めいたします。

子どもの歯並びに気を付けてあげられるのは紛れもない親御様です。

ですので、お顔が成長しきる前、まだお口の成長が止まる前に、ぜひ一度ご相談ください。

歯科医師 院長 山村 昌弘

ご相談・ご予約はこちらまで!

https://www.dent-sys.net/tsys/ts_u_book_new.php?d_name=yamamura&medical_sts=1&_gl=1advepr_gcl_au*OTcxMTgxMzg2LjE2ODYwMzcxNDc.

歯並びが悪いことのデメリット

歯並びや噛み合わせが悪くても、極端に見た目に影響するようでなければ、矯正歯科治療を検討する方は多くはないと思います。しかし、噛み合わせが悪いデメリットはたくさんあり、放置しておくといろいろな支障が出てきてしまいます。

これから歯並びが悪いことで起こる体への影響をお伝えいたしますので、歯並びが悪く、原因不明の不調に悩まれていたり、お子様の歯並びが気になったりしている方は、ぜひじっくりと目を通してみてください。

きっと歯並びに対する考え方が変わります♪

★虫歯や歯周病

歯並びが悪いと虫歯や歯周病などにつながることがあります。これは皆さんご想像がつくかと思いますが、理由としては、歯並びが悪いと歯磨きがしにくくなり、十分に歯垢を除去することが難しいからです。

歯垢は虫歯や歯周病を引き起こす原因の一つ。歯並びによって歯ブラシが届きにくい個所へは、歯ブラシ以外のアイテムを使ってしっかり歯垢を取り除くことが大切です。

また、歯並びの状態によっては口呼吸になってしまうこともあります。口呼吸では、口腔内が乾燥すると唾液の分泌量が減り、口の中の衛生状態が悪くなりますので、虫歯や歯周病になってしまう場合があります。

★しっかり噛めない

歯並びや噛み合わせの影響によって普段からよく噛まずに食事をしていると、消化不良の原因になります。さらに、しっかり噛む習慣がつかないため、口元の筋肉や顎の骨の成長が進まず、噛む力を鍛えられなくなってしまいます。

また、口呼吸になりやすく、口の中が乾燥しやすくなるので、それによって引き起こされる不調も出てきてしまいます。

★口臭の原因に!

歯並びによって口がきちんと閉じられないと、口呼吸の癖がついてしまい、お口の中が常に乾燥した状態になります。また、しっかりと噛む習慣がない場合、唾液の分泌量が少ないため、更にお口の中の乾燥が進んでしまい、お口の中に雑菌が繁殖しやすくなって、口臭がひどくなってくるのです。

★頭痛・肩こり・めまい

歯並びが悪いとかみ合わせに問題がある場合がほとんどです。かみ合わせが悪いと、顎周辺の筋肉を必要以上に使ってしまいますので、肩などの他の部位の筋肉にも影響を与えてしまい、その結果、頭痛や肩こりを引き起こしてしまいます。

例えば、歯並びによっては奥歯に負荷がかかりやすく、無意識に奥歯を食いしばってしまうことがあります。食いしばりは顎周りの筋肉に力が入り続けるので、筋肉に負担がかかり、頭痛や肩こりにつながってくるのです。

片頭痛持ちや慢性の肩こりの症状をお持ちの方はもしかしたら当てはまる方も多いかもしれません。

★歯並びが悪いことによるストレス

ご自身の歯並びが悪いことを気にしている方の中には、笑った時、話をしている時などに、「相手に歯並びを見られているのではないか?」と不安に思う方も多いと聞きます。歯並びにコンプレックスがあると、思い切り笑えなかったり、人と会うのに抵抗を感じたりといったことも考えられます。そして、そういった状態が続くことでストレスが溜まってしまうこともあるでしょう。

★きれいな発音ができない

歯並びや噛み合わせがわるいと滑舌が悪くなる恐れがあります。お口から息が漏れてしまうため、サ行が発音しにくいほか、タ行やラ行が相手に聞き取りにくい場合もあったりするので、人と話すことにコンプレックスを感じている患者さんも少なくありません。

★顔のバランスが悪くなる

歯並びや噛み合わせは上顎や下顎の突出のほか、顔のバランスが左右非対称の状態になるなど、顔のゆがみの原因になります。これらの問題は機能的なトラブルだけでなく、見た目に対するコンプレックスにもつながることから、お子様のうちに対処しておくと安心です。

ざっと挙げただけでもこれだけありますが、他にも、顎関節症になりやすかったり、食べ物をしっかりと噛めないために胃に負担がかかったり、更には自律神経失調症との関係性もあると言われています。

このように噛み合わせが悪いことによるデメリットはほんとに数えきれないくらいたくさんあるのです。

これだけのデリメットを読んでくださった方、ご自分のお子様の歯並びを改めて確認してみてください。

安易に「噛み合わせくらい…」と考えていると、「あれ?なんかうちの子ども、顔がゆがんできたかな?」「なんかしゃべりにくそうだけどもしかして歯並びが悪いことが原因?」なんて後悔する羽目になります。たかが噛み合わせと簡単に考えずに、できれば矯正歯科の専門医に相談して、早めの治療を受けることをおすすめいたします。

矯正治療は、大人になってからでも受けられますが、子どもの頃に受けた方がより効率良く歯並びを改善できます。どうしてかというと、子どもの歯や顎の骨は発育途上にあり、その力を利用することで無理なく歯を移動できるからです。そのため、お子さんの歯並びで気になる部分がある場合は、早い段階で一度、歯科医院で診てもらう必要があります。

やまむら歯科では大人の矯正治療はもちろん、お子様も受けられる小児矯正も行っておりますので、遠慮なくご相談ください。

歯科医師 院長 山村 昌弘

ご相談・ご予約は下記まで↓

小児矯正の大切さ

今日は小児矯正の大切さについてお話をさせていただきます。

どうして小児のうちに矯正が必要なのか・・・。そう思う方も多いかと思います。大人になってから矯正を望まれる方は、歯並びやかみ合わせ、顔立ちについて気になるようになり矯正治療に踏み切ります。

実は矯正治療は、歯やあごの骨格だけでなく、顔立ちにも影響してくるのです。

このように、大人になってから矯正をするとなると、いろいろな部分がすでに出来上がっていますので、矯正するのも抵抗が出てしまったり、矯正するまでの間に虫歯になりやすかったり歯周病になりやすかったりとデリメットがたくさんあるのです。

例えば、前歯が出ている場合、前歯の出っ張りを直すことで上口唇の出っ張りを改善することができます。下唇も同様に、下の前歯が前に出っ張っている場合、歯の位置を後ろに下げることで、下口唇の突出は改善されます。

しかし!

お顔のバランスは、上下の口唇の突出が改善されてもバランスは良くはなりません!

お顔のバランスに重要な要素

①上下口唇の厚み

②リラックスリップでの前歯の露出量

③笑顔での歯肉の露出量

④鼻の形態

⑤下顔面高(鼻の下からオトガイまでの長さ)

⑥オトガイの前後的な位置

⑦頤周囲の筋肉の緊張による皺

⑧輪郭(頬の筋肉の肥大や骨格の形態)

…etc..

これらがお顔のバランスに係ってきますので、子どものうちに可能な限り対応してあげる必要があるのです。

しかも、お顔立ちが改善されると、口唇が閉じやすくなりリラックスリップでのバランスも良くなります♪

子どものうちに矯正をするって言っても、まだ生えてきていないから意味がないんじゃないの?とか、できないじゃないの?と思う方も多いでしょう。

子どもの歯科矯正は、永久歯が生えそろう前から始められます!

むしろ、生え替わりの時期にしかできない治療もあるのです!

例えば、歯を抜かずに矯正できる可能性があるのは、子どものうちから始めた場合のみになるのです。

大人になって大切な歯を守るために、歯並びが気になるお子様を持つ親御さんは、子どものうちから矯正を始めるようお勧めいたします♪

歯科矯正が必要な子どもの歯並びは??

★反対咬合(はんたいこうごう)・・・下の歯が前に出てくる受け口

★開咬(かいこう)・・・前歯の上と下がしっかりと噛み合わない

★上顎前突(じょうがくぜんとつ)・・・出っ歯

★乱ぐい歯・・・でこぼこな歯並び

お子様の歯の状態がこれらに当てはまっている場合は、できるだけ早く歯科医院へ相談し、適した矯正を行うことをお勧めいたします。

小児矯正のメリットはこんなにたくさん!

★あごやお顔の成長のバランスを整えることができる

★お口が正常に機能するように治すことができる

★歯磨きがしやすくなり、将来に渡り虫歯や歯周病を予防しやすい

★発音発声の問題の解消に役立つ

★コンプレックスが解消される

★偏った顎のゆがみを軽減できる可能性がある

★後に永久歯列矯正をする場合、期間が短くなる

★後に永久歯列矯正をする場合、抜歯しなくて良い可能性が高い

ただし、やはり小児矯正もメリットだけでなく、デリメットもありますので紹介しておきます。

★矯正中に虫歯になりやすい

★トータルの治療期間は長くなる

★子どもが矯正に協力的になるとは限らない

また、子どものうちに矯正をしたのに、メンテナンスを怠ると治療した歯が元の位置に戻ってしまう後戻りが起こってしまうケースがあります。

歯科矯正は、歯並びがきれいになった後も、マウスピースを付けて後戻りをしないようにする期間を設けており、それを自己判断で途中でやめてしまったりすると、せっかくきれいになった歯並びが元に戻ってしまうのです。

このように、矯正は、歯科医院だけの努力ではなく、患者様の自己管理が大きくかかわってきます。更に子どもとなると、親御さんの協力が必要不可欠となります。

自分の子どもが大人になって恥ずかしくない様、痛い思いをしない様、親御さんも頑張って協力をし、歯科医院とも協力しながら、マウスピースを装着したり、定期的な検診を受けたりして素敵な歯並びを手に入れていただきたいと思います。

では、小児矯正をするために大切な歯科医院選びをお教えいたします♪

歯科医院を見るべきポイントは以下3つ

★治療をしなくても大まかな説明をしてくれる

★治療前に資料を整え、それに合わせて診断、治療等の説明をしてくれる

★小児科医、矯正歯科の専門医、認定医である

やまむら歯科は、治療前に必要な資料を準備してくれて、

それに合わせて検査、診断、治療方針を丁寧に説明してくれる歯科医院になります。

自分の事でさえ、どのような方針で治療を進めていくのかわからないと不安が残ります。それが自分のお子様となるとなおさらですよね。疑問点があれば治療に進む前に相談、質問をしていくと良いでしょう。

まずはカウンセリングで気になっていることを伺い、治療方針、費用などのご説明をさせていただきます。

その後、精密検査を行い、一人一人に合った資料を作り、治療プランを立ててご説明を致します。その後治療にかかりますが、患者様、親御様が納得いただいてから治療へ進みますのでゆっくりじっくり検討する時間も持てますので安心していらしてください。

また、矯正治療中にもしむし歯が出来てしまっても、やまむら歯科には小児歯科のご用意がありますので、より安心して治療していただけるかと思います。

お子様の歯について少しでもお悩みがありましたら、遠慮なくご相談ください。

歯科医師 院長 山村 昌弘

ご相談・ご予約は下記まで↓

子供のための「お顔と顎の正しい発育」無料説明会について

やまむら歯科の「お顔と顎の正しい発育」説明会の概要


院長による「お顔と顎の正しい発育」と「お子様の全身の健康」についての解説


なぜ、「呼吸の仕方」や「舌の悪い癖」が、お子様の顎の発育やお顔立ち、さらには全身の健康や成長にまで影響するのか?

「呼吸の仕方」や「舌の悪い癖」はどうすれば改善できるのか?

院長の山村昌弘が、詳細に解説をさせていただきます。


「呼吸・舌の位置・飲み込み」を改善するトレーニング体験会


お子様に「呼吸・舌の位置・飲み込み」の仕方を改善するためのトレーニングを体験していただきます。

このトレーニングは、やまむら歯科が導入している呼吸・口腔習癖の改善プログラム「Myobrace治療(マイオブレース治療)」で実践しているものです。

当院に在籍する専任のスタッフが、お子様に興味を持っていただけるようにお話をしながら一緒に楽しくトレーニングを行います。


お子様の発育状況の個別相談


お子様の様子で不安や疑問に思うことがあればご相談ください。個別の相談の時間を設けております。

もっと詳しく話を聞きたい、という方には別日でお子様の発育状況を確認するためのCTスキャン撮影・個別診断を受け付けることも可能です。
(下記の特典①によりCTスキャン撮影・個別診断料は無料です)


無料託児所を設置しています


ご家族の方がゆっくりとお話を聞けるように説明会の間、保育士が小さなお子様をお預かりすることができます。
託児所の利用は無料です。

説明会にご参加いただいた方へ2つの特典

「お顔と顎の正しい発育」説明会にご参加いただいた方には特典をご用意しています。

  1. お子様の発育状況確認のためのCTスキャンの撮影・個別診断を希望された方のCT撮影は無料。その日のうちに診断の結果もお伝えいたします。
  2. お子様の発育状況をさらに詳しく調べるための検査や資料取りの費用を、通常3万円のところ1万円でお受けできます。

「お顔と顎の正しい発育」説明会への参加をご希望の方へ

「お顔と顎の正しい発育」説明会への参加をご希望の方は下記の申込フォームよりお申込みください。

定員になり次第受付を締め切りますので、参加を検討されている方は早めのお申込みをおすすめいたします。

症例:すきっ歯・歯列のガタガタ|早期予防矯正治療

こんにちは。エデュケーターの山田です。
今回紹介するお子様は、始めて3ヶ月目のお子様です。

アクティビティは4回目です。

初診時に歯並びが気になるとのことで来院されました。他院では前歯がすきっ歯、下の歯が歯の大きさや顎が小さいことで歯列がガタガタになっていると言われたが、年齢により矯正は難しいと言われ、当院を受診されました。

当院では5歳から小学4年生までを対象に、歯並びを改善することを目的としているだけでなく早期予防矯正治療で、悪い歯並びの根本的原因に働きかけることを目的としています。



歯並びが綺麗になるだけでなく、矯正治療後も綺麗な歯並びが維持できることも含め、初めて行きたいとのことでスタートしました。

始めるにあたり、先生でどこにどういう癖があるのか診断をするための資料を集めます。
(口腔内写真、模型の型どり、動画撮影、口腔内の全体のレントゲン写真、気道のCT撮影)
その後、先生が診断を行います。



診断の結果を患者様に話をして、本当に初めて行くか本人を含め、最終確認を行った上でマイオブレースをお渡しスタートです。

なぜ、確認を行うかと言うと、毎日継続して行えるか本人のやる気と親御様のご協力がとても必要となってくるからです。

毎月一回のトレーニングと3ヶ月に一度、先生の診察があり、経過を追っていくため、口腔内の写真を撮ります。


約3ヶ月間の変化です。

前歯のすきっ歯と言われたいたところはくっつき始めています。

また、左の写真からは前から2番目は生えてくるスペースが全然なかったのですが、少しずつスペースが確保されています。ただ今のままだとまだスペースが足りません。

その為、マイオブレースを正しくつけ、舌は正しい位置に置き、顎の発育を促進しなければなりません。

マイオブレースは1日1時間から2時間程度装着していけるようにようにします。

初めから、長時間装着出来ないことが普通ですが、少しずつ長くつけていられる様に時間をのばしていきます。

アクティビティ(トレーニング)は、唇の筋肉を鍛えるアクティビティを1ヶ月ほど行ってもらいます。

唇を閉じることが最初のトレーニングになります。


1日10分、マイオブレースと外した際に正しい位置に舌があるか?唇が閉じていられるか?を確認して行きます。

1ヶ月後のフォローアップの際に、「忙しくてやれる時間が月の半分ほどしかできなかった」と言われましたが、お家でお父様に口を開いているのを見るのが少なくなった!と嬉しそうに言われていました。

今後の課題としては、資料どりの時に見つかったところの改善です。

ずっと口が開いていること。それにより、鼻呼吸ではなく口呼吸になります。
そして、飲み込む時に、本来使わなくてもいいところの筋肉まで使い飲んでいること。

それにより,頬の筋肉が発達してしまい、唇の筋肉が鍛えられず唇の力だけでは閉じられなくなってしまいます。

リラックス状態でも口が閉じ、舌は正しい位置に置く事ができ、鼻呼吸ができるように今後トレーニングを行い改善していきます。それにより、気道が大きくなります。



下記の写真は舌の使い方が分からず、口に水を溜めて置くことができない為、溢れ出てしまっています。舌の使い方ができていれば頭を降っても水は溢れてきません。


舌の筋肉はとても強い力です。
その舌の使い方、動き方が間違っていたら歯は徐々に前にも出ていきでっ歯になってしまします。

今後の課題としては、資料どりの時に見つかったところの改善です。
呼吸・嚥下・舌のトレーニングを進めて行きます。

主訴は、歯並びでしたが元の原因を治さなければ治った歯並びがまた自分の癖により戻る可能性が高いです。


症例:前歯が外向きになっている|小児予防矯正

本日お話させていただくのは9回目のお子様です。

診時に「歯並びが気になる」という主訴で来院されました。

写真を見ていただくと前歯が外向きに並んでしまっています。
お母様が、初診の電話の際にも「子供の歯並びは治るのでしょうか?」ととても気にされていたのを今でも覚えています。



また、お子様自身も治したい、歯並びを良くしたいという気持ちが大きく、お子様のやる気によってお母様も一緒に頑張ろうとマイオブレース矯正を行うことになりました。


今回行ったのは、呼吸のアクティビティになります。

呼吸を止めた状態で、歩いてもらいます。

ただ、歩数を多く歩いてほしいだけではなく、運動をした後に唇を閉じて呼吸できるか、また腹式呼吸で呼吸が出来ているかも確認し、出来ていなければ意識してもらいます。

だんだん行っていると歩数を増やさないといけないと思って頑張って歩いているのですが、頑張りすぎて口を開けて呼吸してしまうことが多々あります。

ただ、そこに気づけるのは自分では気づくのが難しいため、親御さんに見てもらい口が開いていたら注意してもらうことが大切になってきます。

このアクティビティは他のアクティビティより長い期間をかけて行います。

学校に行くとき、どこかに出かけるときも鼻呼吸、腹式呼吸を意識ではなく出来る様になってほしいためです。

そのため期間を長くして意識する機会を増やしています。

また、運動を行うため一度に横隔膜に貯められる酸素を増やし、活動量を増やせる効果があるため集中力が上がります。

アクティビティは、お子様一人で行うものではなく周りのご家族のご協力がとても必要です。なぜかというと、一人で気づけずにもともとの悪い癖がついたまま悪い癖がついてしまうので直すのに時間がかかってしまうこともあります。

ですので、月に一度のアクティビティでお越しいただくときは親御さんにも正しいアクティビティの仕方を覚えていただく必要があります。

また、こちらのお子様は始める際はとてもやる気があって毎日頑張ってくれていたのですが、だんだんとやる気がなくなってしまい、マイオブレースも1時間付けられなくなってしまいました。

私とお母様でなんとかできないか相談を行い、まずは30分マイオブレースを付けてもらうことになりました。おうちで30分ならできたとのことだったため、1時間付けられるか本人に確認を行ったところ「付けられるしアクティビティもできるよ!」とのことで再出発しました。

それから毎日頑張って今ではアクティビティもマイオブレースも100%で出来ています。


今では前歯がかなり綺麗に並んできました。これは、お子様の頑張りとお母様との協力により改善されました。

マイオブレース・アクティビティは悪い癖①鼻呼吸②舌の位置③唇を閉じる④飲み込み方を直していきます。

マイオブレースをつけることによって歯並びと悪い癖の改善、アクティビティによって悪い癖を正しい癖がつくようにしていきます。

症例:過蓋咬合(8歳)|小児予防矯正

2019年8月からスタートした8才の男の子です。
アクティビティは16回目で、終盤に近づいています。

仲が良いお友達も、このMRC治療をしていて、よく遊んだ時の様子や、習い事の野球のお話をしてくれます。

毎回、来てくれるのがとても楽しみです。


小さい頃から、医院に定期検診に通ってくださっています。

・お口が空いている
・過蓋咬合が気になる

という主訴でスタートしました。

過蓋咬合とは、上の歯の被さりが深い咬合を示します。


横から見ると、


いわゆる出っ歯さんですね。

出っ歯さんに多いのは、お口がポカンと空いていることです。


この写真は、最初の検査の様子ですが、ずっとお口が空いていました。

前歯が見えていますね。

お口を、しっかり閉じていることができると、外側から唇の力がかかり、前顎の過成長を抑えてくれます。



しかし、お口を閉じていないと、唇の力がかからないので、舌が前歯を押し、どんどん歯が前に出てきてしまいます。

最近ではアクティビティの時間は意識しているのか、お口が空いている姿はあまり見なくなったなあと思いますが、お家での様子をお母さんに聞いてみると「あいてます!!」と教えてくださるのでもう少し、唇のトレーニングが必要かなと考えています。


現在は、正しい飲み込み方のトレーニングを行っています。
この写真は、検査の時の写真ですが、このように、ほっぺや唇に力を入れながら飲み込むお子さんいませんか?

本来、ご飯やお水、唾液を飲み込む時は、お顔の筋肉を使わずに、飲み込むことができます。

頬や唇に力が入ってしまうのは、舌が上手に使えていません。


正しい飲み込み方のアクティビティでは、まずは唾液で練習をし、上手にできたらお水で練習をします。

今回、紹介したお子さんは、お水で練習しています。


最初は、お水をお口に入れた時にほっぺに溜めていました。

実はこれも、正しい飲み込み方ではありません。

今は、練習を重ね、舌と上顎との間に上手にお水を溜めることができます。

上手に溜められると、お口をあけても、お水が出てこないのです。

たまに失敗して、ジャーっと出てきていますが・・・このアクティビティの日は、ハンカチが必須です。

約1年半、アクティビティを行いましたが、とても頑張ってくれているので、歯並びにも、大きな変化がありました。


初診時には、前顎の過成長ももちろん、下顎の成長も十分ではありませんでした。

アクティビティを通して、下顎も正しく成長しました。

前歯の被さりも深かったですが、今ではとても綺麗です。

上顎のアーチも綺麗な半円になりました。

後は、飲み込みのアクティビティの続きと、無意識でも、しっかりお口を閉じられるようにトレーニングをしていきたいと思っています。

これからも、正しい姿勢でアクティビティ頑張っていこうね!