*

無料メール相談

*

WEB初診予約

0566-63-9777
やまむら総合歯科・矯正歯科

症例:前歯が外側に向いている(小学2年生)

こんにちは。エデュケーターの山田です。

今回ご紹介させて頂くださいお子様は、治療開始10ヶ月のお子様です。主訴は、歯並びの改善をしたいとのことでした。

お母様がいつも付き添いで来られるのですが初診時に歯並びについての相談がありました。真ん中の前歯が外側に向いていることが一番気になるので、いずれ矯正は行う予定と仰られていました。


こちらのお子様は、始めた年が小学校2年生だったこともあり、まずマイオブレース・アクティビティを勧めました。

大人との矯正の違いについてしっかりと説明させて頂き、今後矯正を行った時に後戻りが少ないとお伝えしたところやっていきたいとご本人・お母様から返事を頂いて始めることになりました。

なぜ後戻りが少ないかと言うと、歯並びを悪くしている根本的な原因を改善するからです。

★舌の正しい位置
★唇を閉じる
★鼻呼吸
★正しい飲み込み方

これらを改善することにより、歯が真っ直ぐ生えてくる環境を整え、悪い癖により歯並びが悪くならないようにしていきます。

当院では、主に5歳から小学4年生のお子様にお声かけをさせて頂いております。その理由は、6~8歳の時期が1番顎や顔が成長していくからです。

下記を見てください。



子供が成長していく中で、器官や機能は個々別々の発達をしていきます。一つの事柄でも、吸収しやすい時期、しにくい時期が出てきます。そこで、最も吸収しやすい時期に、その課題を与えていくのが最適です。

この発達・発達していく特性を説明するときにこの「スキャモン曲線」のグラフが使用されます。

上の顎、下の顎ともにピークが6~8歳の時です。成長のピーク時の時に、間違った癖がついてしまっていると正しい発育をしてくれません。その大切な時期に、正しい癖を身につけてもらうことがとても大切なのです。

今回行ったアクティビティは、舌を正しい位置に置いて吸い上げて音を鳴らすアクティビティを行いました。舌を正しい位置に置いてから上の顎に吸い上げて、そのまま下ろします。その際にポンっと音を鳴ります。

初めは、音が小さいお子様も毎日アクティビティを行うことにより、段々と音が大きくなっていきます。


そのようにして、舌の筋トレを行っていき、舌を思うように扱えるようになっていきます。舌の力は、とても強いです。およそ500mlのペットボトルくらい力があると言われています。

その舌を自由自在に扱えたらどうでしょうか。舌は、喋るときや食べている時以外は上の顎についています。


それが下がっていると段々と口が開いていて自然と口呼吸になっていきます。また、気道も段々と狭くなっていき、鼻呼吸だと身体に入れれる空気の量が少なく口から空気を吸うようになって普段過ごしている時もずっと口呼吸になってしまいます。

お子様は、鼻呼吸ができていますでしょうか?

アクティビティでは、舌を正しい位置に置き続けること、飲み込む時の舌の使い方、また場合によっては話すときの舌の使い方を身につけてもらいます。それにより、鼻から呼吸を行ってもらうようにします。

私たちと一緒にお子様が正しい成長ができる手助けをして行きましょう!


唇を閉じることができない

お子様にやってもらう事

・起きている時に一時間マイオブレースをつけてもらう事。
・アクティビティ(トレーニング)を毎日行ってもらう事。
・内容は5,10分ほどのトレーニングを2回。
・寝る時にマイオブレースをつけて寝てもらう事。


お子様に正しい成長をしてもらうため、私たちと一緒に頑張っていきませんか?

こんにちは。エデュケーターの山田です。
今回ご紹介させていただくお子様は今年12月に始めたばかりのお子様になります。

初診時は歯並びが気になるとのことで来院されました。ワイヤーの矯正かマイオブレース矯正どちらか悩まれていました。

マイオブレース矯正は本人のやる気とご両親のご協力があり成り立ちます。小さいお子様がいるとのことで付きっきりは難しいかもしれないという不安を持っていらっしゃいましたが、お子様自身がとてもやる気が見られました。

そこで、もし今後矯正を考えられているのであれば、

・マイオブレース矯正を行った方が後戻りも少ないこと
・抜歯の必要がないこと
・トレーニング自体も5、10分ほどの内容のものを2セット行うのでその間だけ付き添ってほしいこと
・ずっと付きっきりではなくても大丈夫なこと


などをお伝えしたところ、マイオブレース矯正を考慮されはじめることになりました。次の写真を見てください。


正面から見た時はそこまで気にならないのですが横から撮影した時に前歯が出ているのが分かります。唇を閉じると歯が前に出ているので意識しないと閉じられないことが多いです。

唇が閉じれないと、口がずっと空いたままになってしまいます。ですので、知らないうちに口呼吸になっている可能性が高いこと、それにより気道(首のところの空気の通り道)が細くなり、鼻呼吸からだと空気の量が少なくなってしまうため、余計に口呼吸になります。口が開いていると口の中が乾いて口臭の原因にもなります。

また、呼吸しやすい姿勢で呼吸を行うようになってしまうので猫背になっていきます。正しい姿勢をとると、気道も真っ直ぐになり空気の通り道が増えていきます。

その為、まず初めにお子様に教えている事があります。


姿勢の重要性

★正しい姿勢
★唇を閉じること
★鼻呼吸
★舌を正しい位置につけること

あとは、マイオブレースをつけてもらうことに慣れてもらいます。

マイオブレースをつけることに慣れる必要がありますので、毎日マイオブレースを少しでもいいのでつけてもらうところから始めていきます。お子様によって合わせて教えさせて頂いているのでご安心ください。

また、歯が真っ直ぐに生えてくる環境が無かったため前歯が前に生えてきてしまっていたので顎を正しく成長に導いてあげなければ他の歯も真っ直ぐ生えないかも知れません。

横隔膜を使った呼吸(10歳)

今回、ご紹介するお子さんは、以前も紹介させていただいたMくんです。

10歳の男の子です。7回目のアクティビティの様子をご紹介します。

まず、Mくんはとても真面目な性格で、アクティビティもマイオブレイス(マウスピース)も毎回きっちりとやってきてくれます。お話もしっかり聞いてくれて、毎回スムーズに練習できます。

「きろく表」には、シールがたくさん貼ってあります。Mくんの努力はもちろんですが、ご家族のご協力もあってのものだと思います。

前回は、横隔膜を使った呼吸のアクティビティでした。

1ヶ月練習して、横隔膜を使った呼吸はとても上手にできていました。息を吸った時にお腹が膨らんで、吐いたらへこみます。今回はそれを応用させていきます。

まず横隔膜とは肺の下にあり、膜という名前がついていますが、筋肉です。


正しい呼吸とは、横隔膜を上下に動かして行う腹式呼吸です。

腹式呼吸は、息を吸うとお腹が膨らんで、吐くとへこみます。息を吸うとき横隔膜を使うことができると、助骨が開き、肺がより膨らみます。

今回のアクティビティは、息を吐ききり、息を止めて歩きます。呼吸をする時に、鼻から呼吸をするトレーニングです。


アクティビティの様子です。
たまに頑張りすぎて、苦しくなるまで息を止めてしまい、勢い余って口から呼吸してしまうお子さんもいらっしゃいますが、口から呼吸をしたら、再度仕切り直します。

このアクティビティの内容を簡単にご説明すると、私たちの体は脳からの指令で動います。呼吸も同じです。

体の中に”100”たまる箱があるとすると、鼻で呼吸をしている場合は100溜まったら、脳から次の呼吸をするように指令が出ます。

しかし、口を開けて口で呼吸をする癖がついてしまうと、その箱は80 60 40…と、どんどん小さくなってしまうのです。

100に比べると40はすぐに溜まってしまうので、脳からの指令もたくさん出て、浅く、早い呼吸になってしまいます。

お子さんの中に、呼吸が荒く、肩を揺らしながら呼吸をしている子はいませんか?

浅く早い呼吸は、集中力がなくなったり、寝不足になったり、お子さんの健康に深く関わっていくのです。

このアクティビティでは、60 40と小さくなった箱を100に戻すことが目的です。

実は、歩く歩数には目標があります。
ここでは内緒ですが、お子さんに言うとみんなびっくりします。

目標に近づくことも大切ですが、基本に忠実に、しっかり鼻から呼吸ができることが1番大切です。もちろん、目標の歩数に到達しないと終われないなんてスパルタなものでもありません。

皆さんお家でも練習を頑張ってくれて、1回目よりたくさん歩けるようになっています。中には、ご家族で競いながらやっているお子さんもいるようです。

ご家族で楽しくできると言うお話を聞いて、とても嬉しかったです。

Mくんも、あと2回このアクティビティを行う予定なので、2回目は前回より、たくさん歩けるようになっているといいなと思います。

舌のトレーニング

今回、紹介させていただくお子さんは、これまでも2回ご紹介しているお子さんです。
呼吸のアクティビティを終えて、今日からは舌のアクティビティにレベルアップしました。

前回までの呼吸のトレーニングとは簡単にご説明すると、
“息をとめたまま何歩歩けるか”というものでした。
3ヶ月行いましたが、最初は25歩だったのが、最後には53歩も歩けるようになりました。
お家でも、歯医者さんでも頑張った成果が出ています。

今日から、舌のトレーニングが始まりました。

舌は難しいアクティビティが沢山あります。
ただ、ある日突然コツを掴み、できるようになるお子さんもたくさんいるので、
毎日コツコツ頑張ることが、とても大切です。
私もできないものがいくつかあり、できるように練習しました。

突然ですが、今この記事を読んでいる皆さん、舌はどこにありますか?
正しい場所を知っている方、いらっしゃいますか?

実は舌の正しい場所はこちらです。



ここを私たちは“スポット”と呼んでいます。
おしゃべりするときや、ご飯を食べるとき以外は舌をスポットに置きます。

舌がスポットについていないお子さんには

  • お口がいつもあいている
  • いびきをかく
  • くちゃくちゃ音を立てて食べる
  • 風邪をひきやすい

など、いくつかのサインがあります。

そして、発育や歯並びにも影響が出てしまいます。
やはり舌をスポットにつけることができていなかったので、最初の検査の時には、お口がポカンと空いていました。



このように、唇の形が富士山になっているのも、お口ポカンのサインの1つです。

今日は“舌を吸って伸ばす”アクティビティをしました。

舌を上顎にきゅっと引っ付けて、舌の後ろにある線(舌小帯)をピンっと伸ばします。これは、舌の正しい位置を覚えることや、飲み込むときの正しい舌の動かし方のサポートをします。



アクティビティの際には、このように鏡を見ながら行います。自分で見て、正しい方法を覚えて帰ってもらいます。

舌は筋肉でできているので、トレーニングをすると動きを覚えてくれます。

ただ、間違った動きで練習してしまうと、間違った方法を記憶してしまうので、お家でも正しい方法で行えるように、ご家族の方にも見てもらいながら一緒に練習をしました。

今日はじめてのはずが、とっても上手にできて、びっくりしました。

あとは、長い時間、上顎につけていられるように、お家でも頑張ってもらいます。

舌のアクティビティは、まだまだ難しいものがたくさんあるので、一つずつ丁寧に頑張っていきたいなと思います。

症例:お口ぽかんを治す|小児予防矯正

MRC治療をはじめて8ヶ月経過した10才の男の子です。
アクティビティは6回目で、横隔膜を使った呼吸のトレーニングをしています。



まず最初に行う検査で、いくつか質問をして答えてもらうのですが、「うーん」と考えている間、お口がずっと空いていました。
“おくちぽかん”と呼ばれている状態です。

この状態から考えられるのは、

・鼻からではなく、口で呼吸をしていること
・舌が正しい場所についていないこと

が、考えられます。

今回のアクティビティは、横隔膜を使った呼吸のトレーニングでした。横隔膜は肺の下にあり、膜という名前が付いていますが、実は筋肉です。

正しい呼吸とは、横隔膜を上下に動かして行う腹式呼吸です。

腹式呼吸は、息を吸うとお腹が膨らんで、吐くとへこみます。

息を吸うとき横隔膜を使うことができると、助骨が開き、肺がより膨らみます。

肺がたくさん膨らむと、空気をたくさん取り込むことができ、ゆっくりとした、優しい呼吸ができるようになります。

これをトレーニングで習得します。

ゆっくりとした、優しい呼吸は、
脳にたくさんの酸素を届けることができるようになり、
集中力アップ、
寝不足の改善が期待できます。

「子供なのに目の下にクマがある…」とご家族の方から相談を受けますが、問診をしていくと、”日中、就寝中に口がぽかんと空いている”ということが確認できます。

ここまで”横隔膜を使う”と記載してきましたが、どうやって横隔膜を使うのかというと、とても簡単です。

姿勢が良い状態で行えば、横隔膜を使うことができます。

背中が丸まっている状態では、横隔膜を使うことができません。

このMRC治療をスタートするお子さんには、「アクティビティのお部屋では、正しい姿勢で座ること」を1番最初にお約束しています。

このような契約書にサインをしていただいています。

これは、お子さんご本人と私とのお約束です。



約束を破ったら何かあるということではなく、お子さんご本人がサインをすることで「自分でやるんだ!」という意思を持ってもらうためのものです。

皆さん、丁寧にサインをしてくれています。

そして、丁度この日、3ヶ月に1度のチェックの日でした。

お家でも、毎日欠かさずアクティビティを頑張ってきてくれます。

達成率は、毎月ほぼ100%です。

アクティビティも、とても真剣に取り組んでいます。

夜寝る時にもマイオブレイスをつけていますが、たまに忘れて寝てしまうことがあるそうです。

そんなときは、同居している祖母の方が起こしてつけさせているというお話もしてくださいました。




ご家族のご協力の甲斐があって、とても良い方向に進んでいます。

横顔を見てみると、スタート時(1枚目)では、頬のラインが真っ直ぐで、平坦な顔立ちだったことがわかります。

最新のお写真(2枚目)では、丸みが出ていることがわかります。

これは、下顔面が前に正しく成長している証拠です。



歯並びを見ても、V時だった歯列がU字に変わっています。

3ヶ月後にお写真を撮って変化を見るのがとっても楽しみです。
また来月、元気に会えるのを楽しみにしています!

あいうべ体操

こんにちは。エデュケーターの佐藤です。今回は、”あいうべ体操”をご紹介します。みなさんは”あいうべ体操”をご存じでしょうか?

みなさんは”あいうべ体操”をご存じでしょうか?

やまむら歯科に通院しているお子様にお話を聞くと「学校でやったことがある」というお子様もいらっしゃいました。

”あいうべ体操”とは福岡県にある、みらいクリニックの今井先生が提唱した、

口呼吸を鼻呼吸に改善していくための簡単なお口の体操です。

あいうべ体操は、次の4つの動作を順に繰り返します。

  1. 「あー」と口を大きく開く
  2. 「いー」と口を大きく横に広げる
  3. 「うー」と口を強く前に突き出す
  4. 「ベー」と舌を突き出して下に伸ばす
あいうべ体操

声は出しても出さなくてもかまいません。

(1)~(4)を1セットとし、1日30セットを目安に毎日続けます。

食後に10セット、一日30セットを目安に地道に続けると、舌の筋肉に力がついてきて、自然と口を閉じて鼻呼吸ができるようになります。

口呼吸を改善することは、

・虫歯や歯周病
・顎の成長や歯並び
・口腔内の乾燥

などの原因療法になります。

「あいうべ体操」をしっかり継続して、自然に鼻で呼吸ができるようになると、風邪をひきやすい体質も改善していきます。

その理由は、鼻には細菌や異物が体内に入る前にキャッチして空気をきれいにする空気清浄機のような機能があるからです。

口にはこの機能がないので、口呼吸では細菌や異物が直接体内に入ってしまうために風邪を引きやすくなるのです。

ちなみに、

あ:アトピーなどのアレルギー疾患
い:インフルエンザなど風邪、呼吸疾患
う:うつ病などのメンタル疾患
べ:便秘などのお腹の病気

このような症状にも効果があると言われています。

鼻呼吸

また、鼻呼吸は脳の働きとも深い関わりがあると言われています。

鼻呼吸には、鼻の中の血管や副鼻腔を冷やすことで脳を冷却する機能があると考えられています。

風邪で鼻がつまっているとき、頭がボーっとして働かない、という経験はどなたもあるのではないでしょうか?

これは鼻がつまって口呼吸になり、脳の温度を下げられなくなっていることが原因なのです。

さらに鼻呼吸ができていない人は睡眠中の脳波に、覚醒反応が起こることも分かっています。

お子様の睡眠が浅く、不安定になってしまうと、学習能力や集中力にも大きな影響がでてきます。

人のクセはなかなかなおるものではありません。

口呼吸のクセをなおし、鼻呼吸をするためには、

MRC小児矯正のアクティビティを毎日コツコツと続けることがとても大切になってきます。

小児矯正
きろく表

この日、MRC治療をはじめて2年が経過したお子様の記録表をチェックしました。

おうちでのアクティビティが全然できていなかったことを反省してくれているのでしょう。

「すみませんてした」とメッセージが書かれていました(笑)

毎日続けることの大切さを理解はしてくれているようです(笑)

次は、たくさんシールを貼ってきてくれることを期待していますよ!

鼻呼吸のトレーニング

こんにちは。エデュケーターの山田です。

今回ご紹介するお子様は、MRC小児矯正(マイオブレース矯正)を初めて4ヶ月経ったお子様です。
矯正を始められた主訴は、歯並びの改善と鼻呼吸ができず口呼吸になっている癖を治したい、とのことでした。

今こちらのお子様は、口を閉じて鼻で呼吸をすること、また腹式呼吸をするための練習をしています。

まず鼻を指で閉じて歩きます。そして呼吸がしたいと思ったところで止まって鼻で呼吸をする、という練習です。


鼻呼吸ができないお子様は、口呼吸になっています。

口呼吸になると、お口が開いたままなので舌の位置も下がってしまいます。

舌の正しい位置は上の顎にくっついた状態ですが、口が開いたままだと自然に舌は下顎の方におさまってしまいます。

舌が正しい位置にないと、何が問題なのでしょうか?

舌が上顎にくっついた正しい位置にないと、顎の発育が進まず顎が狭く小さくなってしまいます。

その結果、歯が生えてくるスペースがなくなりガタガタの歯並びになってしまうのです。

ですので、歯並びが悪くなる原因である口呼吸を改善するために鼻からの呼吸を練習していきます。

鼻呼吸が身につくと、他にもお子様の成長や発育に良い影響があります。

みなさんは、ボーア効果という言葉をご存じでしょうか?

ボーア効果とは、

簡単に説明すると、血液内の二酸化炭素量が変化することで、血液が酸素を取り込んだり体内に酸素を運びやすくなる効果のことを言います。

しっかり鼻から息を吸い込み、腹式呼吸でゆっくり深い呼吸することで体内の二酸化炭素が少ない環境になると、血中のヘモグロビンが酸素を取り込みやすくなります。

呼吸が深くなり、腹式呼吸ができるようになると

・ストレスが解消されリラックスできるようになる
・睡眠の質が良くなる
・血圧が下がる

など精神面・身体面に良い影響を与えます。
これは横隔膜を使った腹式呼吸をすることで、心身を鎮静状態に導く副交感神経が刺激されるからです。

もし、あなたのお子様がイライラしていることが多いのであれば、それも鼻呼吸ができず口呼吸になっているからかもしれません。

鼻呼吸ができず、体内に十分な酸素が取り込めないでいると脳が酸欠状態になってしまいます。

脳は酸欠状態になると、早く呼吸をするように体に指令を出します。

この時に働くのが交感神経という自律神経で、激しい運動や興奮状態で働く神経です。

そのため脳からの指令で呼吸がハアハアと浅く早くなっていると、訳もなくイライラしているように感じたり、緊張状態でストレスを感じるようになってしまいます。

緊張や興奮している状態は、ストレスの原因、身体の不調、集中力の欠如などの原因になります。

いかがでしょうか?

鼻呼吸ができるようになることで歯並びだけではなく、お子様の成長や発育にも良い影響があらわれます。

背筋を伸ばして鼻から大きく深い呼吸をすることを意識して練習していきましょう!

飲み込み方のトレーニング

今回ご紹介するお子様はマイオブレース矯正を初めて10ヶ月のお子様で今現在7歳のお子様です。

マイオブレース矯正は、歯並びを治されたいという主訴で初めていきました。

興味本位から「やりたい!」と治療をスタートしましたが、意思が強く、今でも毎日頑張ってくれています。

今回は、舌のアクティビティを行いました。

まず、舌の正しい位置に舌の先置く、時間を置き吸い上げます。その際に舌の裏の筋を伸ばしていきます。筋を伸ばして舌がリラックスできる状態にしていきます。


舌のトレーニング

吸い上げるのが苦手なお子様が最近とても多く見受けられます。

なぜ吸い上げる練習をするのかと言いますと、舌は飲み込む時に必ず使っています。

その飲み込む時の正しい飲み方が舌の正しい位置からスクロールする様に舌を上の顎につけていきます。その時に必ず吸い上げなくてはいけません。その練習をしていきます。

皆さんは、1日に何回飲み込んでいるのか知っていますか?

正解は、約2000回です。

食事、水分補給、唾を飲み込んだりなど、考えてみると一日中かなり多く飲み込んでいますよね。私もびっくりしました!

そんな毎日かなりの回数飲み込みを行うので、正しい飲み込み方をしてお顔や顎の正しい発育を促進していきたいですよね。

癖のある飲み込み方をしていると、上の前歯が出てきたり、歯のアーチがV字になったりします。そうならないためには、正しい飲み込み方を身につけて行きます。

指しゃぶりの影響について知っていますか?

①歯列、噛み合わせへの影響
 開咬(前歯が噛見合わず、奥歯で噛むことしかできない)、上の前歯が下の前歯より出ている、歯列がV字型になっている
②口元とほっぺ側への影響
 口元がとがっている、口が閉じられない
③機能面への影響
 異常な嚥下、不明瞭な発音、口が閉じられないことによる口呼吸
④心理面への影響
 恥ずかしさ、劣等感
⑤皮膚への影響
 指ダコ、指のふやけ、唇の乾燥

以上の様々な影響があります。

ただ、指しゃぶりをしているからといってすべてのお子様に当てはまることはありませんが、長時間続くほど歯列や噛み合わせへの影響が大きくなります。

お子様は該当していた点はなかったでしょうか?

4歳以下で前歯が少し出ているなという状況であれば、指しゃぶりをやめることによって自然治癒が望めますが5歳以上,特に乳歯や永久歯が生え変わり始めている時に指しゃぶりが続いると開咬(前歯が出ていて奥歯でしか噛めない)上の顎が下の歯より出てしまっていると言った不正咬合を引き起こします。

また、お口が閉じにくいためいつもポカーンと口を開けて口呼吸をするようになります。また、唇が閉じられないため、くちゃくちゃ音を立てながら食べるなど咀嚼の問題も生じてきます。

指しゃぶりによって、上の歯が前にでている状況ですと上と下の歯の隙間に舌を出して発音するようになり、サ行、タ行、ラ行などの発音が舌たらずな不明瞭な発音になります。

そのほかにも、指しゃぶりによってお顔の発育不全になることがありますので、また後日ご紹介させて頂きますね。

まだ指しゃぶりが辞められずにいてお口の状況が気になる方は歯医者へ受診されることをお勧めいたします。

下の前歯が見えない(過蓋咬合)


こんにちは、エデュケーターの山田です。今回ご紹介するお子様は、治療を始めて6ヶ月のお子様です。

こちらのお子様は、過蓋咬合で悩まれていました。

過蓋咬合とは、奥歯をかみしめた状態で上の前歯が下の前歯を過剰に覆いかぶさっている状態が過蓋咬合で、ディープバイトなどと言ったりもします。

下の写真がマイオブレース矯正を始める前の資料になります。

前歯を見ていただくとわかりやすいのですが、下の前歯が半分ほど上の前歯で見えなくなっています。


過蓋咬合は、見た目はそこまで気にされない方もいらっしゃいますが放置しておくと、

  • 顎の関節の運動制限が認められる
  • 前歯のところが異常に内側に入っていると下の顎がさらに後方に誘導されて顎が曲がって成長したり顎関節症を伴っていることもある
  • 下の前歯が上の前歯の歯の歯肉に接してしまい、上の顎の粘膜に傷がついたり、口内炎ができやすい
  • ガミースマイルを伴っていると見た目がコンプレックスを抱いてしまい、自然に笑えなくなってしまうことがある
  • 被せ物や入れ歯などの人工物の厚みを確保しにくいため治療が複雑になったり、歯を削る量が増えたりすることがある
  • 顎が偏位(左右どちらかにずれている)していたり、顎の偏位による筋肉の過緊張に起因する頭痛など他の全身疾患を伴っていたりすることもある
  • 咀嚼をしたり飲み込んだりする運動がうまくできない、発音がこもって聞き取りにくくなるなどの悪影響が出ることも

あまり深い噛み合わせでも気にされなかった方もいるとは思いますが、今後のことを考えると改善した方が良いです。

過蓋咬合は、顎が正しく発育しておらず起こってしまいます。

大人になってから、治そうと思うと抜歯が必要になってきたり、歯を無理やり動かすので痛くて食事するときも噛めないということも起こってきます。

ですが、5歳〜小学4年生までの間であれば抜歯もせずに過蓋咬合を治すことができます。

なぜ、年齢が限られているかと言いますと、5歳から小学4年生までが1番顎の成長のピークと言われているからです。

成長のピークに悪い癖が付いていていたりすると顎が本来発育するところまで発育せずに、小さい顎に大きな永久歯が生えてくることになってしまいます。

歯の位置・傾きに異常がある場合、顎の骨の位置に異常がある場合、顎の骨の大きさがアンバランスな場合(下顎の成長不良・上顎の過成長)、前歯が過剰に伸びている場合、奥歯が通常より伸びておらず、高さが不足している場合など、様々なケースが考えられます。

過蓋咬合はマイオブレース矯正で改善することができます。

ただ、マイオブレース矯正は毎日起きている時につけてもらうこと・アクティビティ(トレーニング)を毎日5、10分ほどの内容のものを2セット頑張ってお家で取り組んでもらいます。毎日行うことなので本人(お子様)とご家族の支えがあって行えることですのでご協力をお願いしております。

今回こちらのお子様は、呼吸のトレーニングを行いました。

鼻を指で摘んで、呼吸がしたくなるまで歩いてもらいます。それにより血液の循環と鼻で呼吸してもらうことを身につけてもらいます。



私達と一緒にお子様を正しい発育ができるようにしていきませんか?皆様のお声かけお待ちしております。