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やまむら総合歯科・矯正歯科
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2022.07.28

症例:一見きれいに見える歯並び(7歳)

今回ご紹介するお子様は、今小学1年生の7歳です。

なぜ、マイオブレース矯正を始めたのかと言いますと、それは親御さんも本人も歯並びを治したいという気持ちからでした。

始める前の資料は下記の写真を見てください。




乳歯のころは歯並びはそこまで悪くないように見えますが、乳歯の時点でキツキツに並んでいるのが分かりますか?

また、こちらの画像を見てください。



永久歯と乳歯ではここまで大きさが変わってきます。(大きさは個人差があります)。

では、乳歯でいい歯並びでも永久歯に生え替わったとき歯並びはどうなるでしょうか。

歯が生えてくるスペースがなく、このまま生えてくると歯並びがガタガタになるだろうと予想がつきます。

乳歯の時点でスキマなく・きれいに歯が並んでいるお子さまの場合、このような理由で将来的に歯並びがガタガタになることが予測できるのです。


また、歯並びだけでなく、口呼吸がかなり癖になっていました。

話を聞いている時、話す間、何かに集中している時など気がついたら口が開いているため毎月注意を呼びかけ、またお家でも注意をしてもらっています。

このまま癖が治らなければマイオブレースを付けてもらっている間だけでもテープを使い強制的に口を閉じることをしていかなければなりません。

マイオブレース・アクティビティは正しい姿勢をマイオブレースをつけ口を閉じることから始まります。

そして口呼吸が治らないのと同時に、新たな癖がつき始めました。前歯を舌で押す癖がいつの間にかついていました。


矯正の装置と唇の力と舌の力の比較したとき、矯正の装置は一円玉2枚分、唇の力はリンゴ一個分、舌の力は500mlのペットボトル1本分の力があります。

矯正の装置はすごい力で動かしているように見えても、たったの一円玉2枚分の力しかかかっていないのです。その力で歯はすごい動いていきますよね。


矯正でせっかく治したのにまたガタガタになってきたという声を聞いたことはありませんか?

舌が正しい位置に置いていなかったり、舌が前歯を押す癖がずっと残っていたとしたら、せっかく高い治療費を払い治した歯並びがまた歯が出っ歯になってしまったり他のところが出てしまったりしてしまいます。

まず、舌と正しい位置に置き続けることがとても大切になってきます。

こちらのお子様は、まず初めに舌を正しい位置に置くことを癖づけること、それを目標にしています。
マイオブレース(マウスピース装置)を確認したところ、舌を置く目印となるところが取れてしまっていました。

本人が言うには、しっかり置いているつもりだったけど、前歯から舌を出すとお母さんが注意してくるから、やってしまうとのことでした。

ですので、新しいマイオブレースをお渡しして

・目印のところにこれからは舌の先をおいてほしいこと
・なぜ置かないといけないかという理由

をお子様に説明し理解をして頂いた上で意識してもらいます。自分のことだからきちんとやらないと!と言う自覚を持ってもらうのも目的です。


今は、マイオブレースにて舌の正しい位置を習慣付けながら舌のトレーニングを行っています。

舌を正しい位置に置いて、吸い上げて音を鳴らしています。

舌はほとんどが筋肉なのでトレーニングで舌の筋肉が正しい舌の使い方を覚えていきます。また、舌を上の顎に置くことによって顎の成長の促進も促していきます。

同時に何個も注意しないといけないことが多いですが、やっていくうちに慣れてそれが習慣になります。
ですが、これもお子様の健康獲得のためにとても大切なことです。

私たちと一緒にお子様を正しい成長ができるように練習していきませんか?