こんにちは。エデュケーターの山田です。
今回紹介するお子様は、始めて3ヶ月目のお子様です。
アクティビティは4回目です。
初診時に歯並びが気になるとのことで来院されました。他院では前歯がすきっ歯、下の歯が歯の大きさや顎が小さいことで歯列がガタガタになっていると言われたが、年齢により矯正は難しいと言われ、当院を受診されました。
当院では5歳から小学4年生までを対象に、歯並びを改善することを目的としているだけでなく早期予防矯正治療で、悪い歯並びの根本的原因に働きかけることを目的としています。
歯並びが綺麗になるだけでなく、矯正治療後も綺麗な歯並びが維持できることも含め、初めて行きたいとのことでスタートしました。
始めるにあたり、先生でどこにどういう癖があるのか診断をするための資料を集めます。
(口腔内写真、模型の型どり、動画撮影、口腔内の全体のレントゲン写真、気道のCT撮影)
その後、先生が診断を行います。
診断の結果を患者様に話をして、本当に初めて行くか本人を含め、最終確認を行った上でマイオブレースをお渡しスタートです。
なぜ、確認を行うかと言うと、毎日継続して行えるか本人のやる気と親御様のご協力がとても必要となってくるからです。
毎月一回のトレーニングと3ヶ月に一度、先生の診察があり、経過を追っていくため、口腔内の写真を撮ります。
約3ヶ月間の変化です。
前歯のすきっ歯と言われたいたところはくっつき始めています。
また、左の写真からは前から2番目は生えてくるスペースが全然なかったのですが、少しずつスペースが確保されています。ただ今のままだとまだスペースが足りません。
その為、マイオブレースを正しくつけ、舌は正しい位置に置き、顎の発育を促進しなければなりません。
マイオブレースは1日1時間から2時間程度装着していけるようにようにします。
初めから、長時間装着出来ないことが普通ですが、少しずつ長くつけていられる様に時間をのばしていきます。
アクティビティ(トレーニング)は、唇の筋肉を鍛えるアクティビティを1ヶ月ほど行ってもらいます。
唇を閉じることが最初のトレーニングになります。
1日10分、マイオブレースと外した際に正しい位置に舌があるか?唇が閉じていられるか?を確認して行きます。
1ヶ月後のフォローアップの際に、「忙しくてやれる時間が月の半分ほどしかできなかった」と言われましたが、お家でお父様に口を開いているのを見るのが少なくなった!と嬉しそうに言われていました。
今後の課題としては、資料どりの時に見つかったところの改善です。
ずっと口が開いていること。それにより、鼻呼吸ではなく口呼吸になります。
そして、飲み込む時に、本来使わなくてもいいところの筋肉まで使い飲んでいること。
それにより,頬の筋肉が発達してしまい、唇の筋肉が鍛えられず唇の力だけでは閉じられなくなってしまいます。
リラックス状態でも口が閉じ、舌は正しい位置に置く事ができ、鼻呼吸ができるように今後トレーニングを行い改善していきます。それにより、気道が大きくなります。
下記の写真は舌の使い方が分からず、口に水を溜めて置くことができない為、溢れ出てしまっています。舌の使い方ができていれば頭を降っても水は溢れてきません。
舌の筋肉はとても強い力です。
その舌の使い方、動き方が間違っていたら歯は徐々に前にも出ていきでっ歯になってしまします。
今後の課題としては、資料どりの時に見つかったところの改善です。
呼吸・嚥下・舌のトレーニングを進めて行きます。
主訴は、歯並びでしたが元の原因を治さなければ治った歯並びがまた自分の癖により戻る可能性が高いです。