*

無料メール相談

*

WEB初診予約

0566-63-9777
やまむら総合歯科・矯正歯科

成人矯正とマウスピース矯正:すきっ歯の改善に向けて

愛知県刈谷市の歯医者 やまむら総合歯科矯正歯科
歯科医師 院長の山村昌弘です。

成人になってから歯並びを整えたいと考える方は少なくありません。中でもマウスピース矯正はその利便性から人気を集めています。本稿では、特に「すきっ歯」に焦点を当てて、成人矯正とマウスピース矯正の特長やメリット、デメリットについて詳しく解説しますので、ぜひご参考にしてください。

目次

  1. 成人矯正とは何か
  2. マウスピース矯正の特長とメリット
  3. すきっ歯の改善方法
  4. マウスピース矯正のデメリット
  5. 治療期間と費用について
  6. まとめ

成人矯正とは何か

成人矯正は、成長期を過ぎた大人が歯並びや咬み合わせを改善するための矯正治療のことを指します。年齢を問わず、さまざまな理由から歯列矯正を望む方が増加していることもあり、成人矯正も一般化しています。成人矯正は顎の成長が完了しているため、移動する歯の範囲が限られていることがありますが、それでも現在の技術では多くのケースが成功を収めています。「見た目の改善」だけではなく、「咀嚼機能の向上」や「歯の健康維持」など、長期的なメリットを得られることが多いです。

成人矯正には、ワイヤー矯正とマウスピース矯正などがあります。それぞれの方法には一長一短があり、個々の生活スタイルや目的に合わせて選ぶことが重要です。ワイヤー矯正は全ての不正咬合に対応可能で、強制力が強く、細かな調整ができるという特長があります。一方で、見た目が気になる方や取り外し可能な矯正器具を希望される方には、マウスピース矯正が最適です。

マウスピース矯正の特長とメリット

マウスピース矯正は、新しい技術を活用した矯正方法で、透明なマウスピースを使って徐々に歯を動かしていく手法です。この矯正方法は、視覚的にも非常に目立たないため、社交の場やビジネスシーンで矯正中であることが気になりません。また、取り外しが可能なため、食事や歯磨き時に外せるという大きなメリットがあります。矯正中も清潔な口腔環境を保ちやすいのが魅力です。

また、マウスピース矯正はコンピューターテクノロジーを用いて治療プランを作成し、最初に治療期間中の歯の動きがシミュレーションされます。これにより、患者は治療開始前にどのような結果が期待できるのか、ある程度視覚的に理解することができます。さらに金属アレルギーの心配もなく、装着時の痛みや不快感も少ないとされています。

すきっ歯の改善方法

すきっ歯は、歯と歯の間に隙間のある状態を指します。この状態は、特定の歯が小さい場合、顎のサイズと歯のサイズの不均衡、または口内の癖が原因で起こります。成人におけるすきっ歯の改善には、矯正治療、ボンディング、ラミネートベニアなどがあります。

マウスピース矯正は、すきっ歯を自然な形で閉じるための非常に効果的な手段です。通常、矯正期間中に少しずつ歯が動き、隙間を埋める形になります。歯の動きを丁寧に調整することで、理想的な歯並びを目指します。もちろん、治療の成功度や期間は、個々の歯並びや顎の状態により異なります。

また、マウスピース矯正の最大の特長は、治療中の経過確認が容易であることです。患者様一人ひとりに専用のマウスピースが作られるため、治療の進行具合を見極めながら計画的に歯を動かせます。このため、すきっ歯のような軽度から中度のケースに非常に有効です。

マウスピース矯正のデメリット

マウスピース矯正には多くの利点がありますが、いくつかのデメリットについても理解しておくことが重要です。まず、毎日22時間程度装着しなければならないため、自己管理が求められます。定期的にマウスピースを取り替える必要がありますが、指示通りに使用しないと治療が遅れる原因になることがあります。

また、歯の動きの制限があるため、複雑な歯列不正には向かない場合があります。このため、全てのすきっ歯がマウスピースで改善できるわけではなく、事前の診断が不可欠です。また、料金が高額になることが多く、健康保険が適用されないケースがほとんどのため、事前に費用の見積もりを確認し、納得した上で治療を開始する必要があります。

さらに、装置の交換時にわずかに痛みを感じる場合があります。これは歯が動いている証拠ですが、痛みや不快感が続くようなら、歯科医師に相談することが大切です。

治療期間と費用について

マウスピース矯正の治療期間は、患者の状態によりますが、通常1年から2年程度です。初回の診断を行い、具体的な治療プランを立てることで、個々の患者のケースに応じた治療期間を予測することができます。

費用に関しては、矯正の内容やクリニックによって異なりますが、一般的に30万円から80万円程度が目安となります。一括払いの場合もあれば、分割払いにも対応しているクリニックもありますので、治療を開始する前によく確認されることをおすすめします。

治療期間中は定期的な診察が必要で、進捗に応じたマウスピースを受け取ります。また、治療終了後も歯列の後戻りを防ぐため、リテーナーという保定装置を数カ月間使用することが推奨されます。

まとめ

成人のすきっ歯改善には、マウスピース矯正が非常に効果的な手段と言えます。その取り外し可能な特長や目立たない見た目の利便性は、大勢の患者様に支持されています。しかし、費用や自己管理の必要性など、注意が必要な点も複数あります。

成人矯正に踏み切る際は、自身の口腔内の状態をしっかりと確認した上で、専門医の診察を受け、最適な治療方法を選択しましょう。歯並びが改善されることで、日々の自信や健康的な生活への道が開かれます。

成人矯正とマウスピースによる出っ歯の治療

愛知県刈谷市の歯医者 やまむら総合歯科矯正歯科
歯科医師 院長の山村昌弘です。

現在、多くの成人が健康的な歯並びを求めて矯正治療を受けています。そして、出っ歯に悩む方にとって、マウスピース矯正は非常に有効な治療法となっています。本ブログでは、成人矯正の一環としてのマウスピース矯正の方法や利点、出っ歯の治療方法について詳しく解説します。

目次

  1. マウスピース矯正とは?
  2. 出っ歯の原因とその影響
  3. マウスピース矯正のメリットとデメリット
  4. 治療期間と費用について
  5. その他の矯正方法との比較
  6. まとめ

1. マウスピース矯正とは?

マウスピース矯正とは、透明のプラスチック素材を使用した取り外し可能な矯正装置を用いて歯列を整える方法です。従来の金属ブラケットと異なり、見た目が目立たないのが特徴です。透明で薄いカスタムメイドのアライナーを作成し、段階ごとに歯を動かしていきます。マウスピースは、通常2週間ごとに新しいものに交換し、少しずつ理想の位置に歯を移動させます。成人の方にとって、日常生活での美容や利便性を考えたとき、大変人気のある方法となっています。

2. 出っ歯の原因とその影響

出っ歯とは、前方に突出した前歯のことを指します。これは、遺伝的要因、幼少期の習慣(指しゃぶりや舌の癖など)、不適切な噛み合わせなどが原因で起こることが多いです。出っ歯は見た目の問題だけでなく、正しい発音が難しかったり、食事の際に噛む力が分散されることで消化に負担がかかる場合があります。また、前歯が外れていることで口が閉じにくくなり、口呼吸が増えることによる口内の乾燥やむし歯のリスクも考えられます。出っ歯を矯正することで、これらの問題の多くが改善される可能性があります。

3. マウスピース矯正のメリットとデメリット

マウスピース矯正の最大のメリットはその目立たなさです。成人の方が矯正装置をつけることへの抵抗を感じにくく、働く環境でも安心して使用できます。また、食事やブラッシングの際に取り外せるため、衛生的であり普段通りの食事が可能です。しかし、毎日20時間以上装着しなければ効果が発揮されないため、自己管理が求められる点はデメリットとも言えるでしょう。また、治療範囲には限界があるため、すべての出っ歯ケースに対応できるわけではありません。特に複雑な歯列の場合は、従来のワイヤー矯正を併用する必要があることもあります。

4. 治療期間と費用について

マウスピース矯正の治療期間は、出っ歯の程度や個々のケースによりますが、一般的には1年から2年程度です。しかし、軽度の出っ歯であれば、6ヶ月程度で終わる場合もあり得ます。治療の進行状況に応じて定期的に通院し、新しいマウスピースに交換していく形になります。費用に関しては、医院や治療の複雑さにより異なりますが、50万円から100万円程度が相場となっています。ただし、分割払いを利用できる歯科医院も多く、経済的な負担が大きい場合は相談することをお勧めします。

5. その他の矯正方法との比較

マウスピース矯正の他にも、金属ブラケット、セラミックブラケット、リンガル矯正(裏側矯正)などの方法があります。金属ブラケットは最も伝統的であり、比較的安価で高い治療効果が期待できるため、複雑なケースにも対応可能です。セラミックブラケットは美観に優れた選択肢で、透明または歯に似た色をしています。リンガル矯正は歯の裏側に装置を付けるので、表から見えないのが特徴的です。費用や見た目、治療効果を考慮し、自分に合った方法を選ぶことが重要です。

まとめ

出っ歯の矯正治療は、美観だけでなく、健康や生活の質を向上させる大切なステップです。マウスピース矯正は目立たず、快適に使えるという特長から、多くの成人に選ばれています。但し、選択肢は多く、適切な治療法は個々の状況に応じて異なります。ぜひ歯科医師と相談し、自身に最も適した矯正方法を選びましょう。矯正治療を通じて、美しい笑顔と健康な口腔状態を手に入れましょう。

成人矯正におけるマウスピースとEラインの重要性

愛知県刈谷市の歯医者 やまむら総合歯科矯正歯科
歯科医師 院長の山村昌弘です。

矯正治療は、見た目だけでなく健康にも大きな影響を与えます。成人になってからの矯正治療には、特有のメリットとデメリットがありますが、最近人気が高まっているのがマウスピース矯正です。また、「Eライン」という言葉を耳にしたことがあるかもしれません。Eラインは見た目の美しさを測る一つの指標として使われます。

目次

  1. 成人矯正とは?
  2. マウスピース矯正の特徴と利点
  3. Eラインの美的基準
  4. 矯正治療のメリットとデメリット
  5. 経済的負担と治療期間
  6. まとめ

1. 成人矯正とは?

成人矯正とは、お子さまの頃には気にならなかった歯並びや噛み合わせの問題を、大人になってから矯正することを指します。成人になってから矯正を始めるメリットは様々です。成長が止まった後の治療は、安定して効率的に進むことが多く、結果がより予測可能です。さらに、大人の方が自己管理ができるため、メンテナンスがしやすいという利点もあります。一方で成年期には顎の成長が完了しているため、骨格的な不正がある場合は限界があります。

成人が矯正を希望する理由としては、見た目の改善だけでなく、噛み合わせの改善、発音の改善、口腔内の健康維持などが挙げられます。不正咬合はむし歯や歯周病のリスクを高めるため、矯正はこれらのリスクを軽減する役割も果たします。

2. マウスピース矯正の特徴と利点

マウスピース矯正は透明で目立ちにくいのが特徴です。これにより、周囲の目を気にせずに治療を進めることができるため、特に接客業などの仕事をしている方に人気があります。また、取り外しが可能なため、食事や歯磨きが通常通り行えます。これにより矯正の間も口腔内を清潔に保つことができ、むし歯のリスクを減少させます。

ただし、マウスピース矯正には自己管理が必要です。長時間装着していることが効果に直結するため、自分の意志で外してしまうと計画通りに進まないことがあります。治療の進行状況は定期的な歯科医のチェックが必要で、毎回の装着時間を守る必要があります。治療費は一般的には40万から80万程度ですが、治療内容や医療機関によって異なる場合があります。

3. Eラインの美的基準

Eラインとは、横顔の美しさを測る基準の一つで、エステティックラインとも呼ばれます。具体的には、鼻の先端と顎の先端を結んだ直線です。理想的なEラインは、上唇と下唇がこのラインの少し内側に収まっている状態とされています。

Eラインに近づけることは、美的観点から重要視されますが、決してこれだけが矯正の目的ではありません。例えば、Eラインを意識しすぎて無理な矯正を行った場合、噛み合わせに悪影響を及ぼすことがあります。したがって、Eラインはあくまで一つの指標として考え、総合的な顔全体のバランスや健康を重視することが大切です。

4. 矯正治療のメリットとデメリット

成人矯正のメリットには、見た目の改善、噛み合わせの改善、むし歯や歯周病のリスク減少などがあります。整った歯並びは顔の輪郭を整え、自信を持たせる要因ともなります。発音の改善につながることもあり、仕事や社交の場でのコミュニケーションスキルを向上させることができます。

一方で、デメリットも考慮しなければなりません。治療期間が長期化する場合があるため、根気が必要です。通常、マウスピース矯正の場合は約1年から3年が目安とされています。また、治療費用も大人の矯正では高額になることが一般的です。加えて、マウスピース矯正は全てのケースに適用できるわけではなく、特に複雑なケースではワイヤー矯正が必要になることもあります。

5. 経済的負担と治療期間

成人矯正にかかる費用は、治療内容や場所によって変動します。マウスピース矯正の場合、通常は40万円から80万円程度が相場ですが、分割払いが可能なクリニックも多くあります。また、部分矯正であればさらに低料金で行える場合もあります。

治療期間の目安は、マウスピースを使用する場合約1年から3年ですが、個人の歯の状態や治療の進行によって異なります。定期的な通院が必要となるため、時間の確保も重要です。併せて考えるべきは、治療後のリテーナーの必要性です。矯正完了後も歯並びを維持するためのフォローアップが必要で、これにも時間と費用が発生します。

まとめ

成人矯正は、見た目の改善のほか、健康面や生活の質を向上させる多くのメリットがあります。特にマウスピース矯正は目立たない、取り外し可能という利点から多くの方に選ばれています。ただし、Eラインの美的基準に限らず総合的な健康を重視し、専門の歯科医師のアドバイスを受けることが必要です。長期的な視野で考え、経済的な負担や時間の確保も計算に入れ、無理のないプランで治療を受けましょう。

矯正にご興味があるかたはぜひ矯正ページを御覧ください。

成人矯正とEライン: マウスピース矯正の魅力と効果

愛知県刈谷市の歯医者 やまむら総合歯科矯正歯科
歯科医師 院長の山村昌弘です。

成人矯正、特にマウスピース矯正に興味を持つ方が増えています。現代の技術進歩は、より快適で見えない矯正方法を提供しています。この記事では、成人矯正、特にマウスピース矯正のメリットやデメリット、そして矯正後の顔貌におけるEラインとの関係について詳しく解説します。

目次

  1. マウスピース矯正とは
  2. マウスピース矯正のメリット
  3. マウスピース矯正のデメリット
  4. Eラインとは何か
  5. 矯正治療後のEラインの変化
  6. まとめ

1. マウスピース矯正とは

マウスピース矯正は、透明なプラスチック製の矯正装置を使用して、歯列を徐々に整える方法です。これにより、従来のワイヤーやブラケットを使用する方法と比べて、目立ちにくいという大きな特徴があります。また、ウィークポイントである装着感や食事中の取り外しのしやすさも人気の理由です。

治療のプロセスはまず、歯科医師が患者さんの歯型をスキャンし、3Dモデルを作成します。その後、その模型に基づいて一連のマウスピースを製作します。マウスピースは一般的に2週間ごとに交換し、段階的に歯を移動させていきます。治療期間はケースバイケースですが、一般的には6ヶ月から2年ほどです。

2. マウスピース矯正のメリット

マウスピース矯正にはいくつかの明確なメリットがあります。まず第一に、透明な材質で作られているため、装着してもほとんど目立ちません。特に職場や社交の場で矯正器具を見せたくない方にとって、大きなプラスになります。

次に、取り外しが容易であることです。従来の矯正装置と違い、食事や歯磨きの時に簡単に外せるため、口腔内の清潔を保ちやすいという利点があります。また、治療が進行するにつれて徐々にフィットする新しいマウスピースに交換するため、痛みや不快感が比較的少ないです。

経済的にも、マウスピース矯正は初期投資が高めですが、従来の矯正治療と大きな違いはありません。保険診療ではなく自費診療になることが多いですが、クリニックによっては分割払いも可能です。

3. マウスピース矯正のデメリット

しかし、マウスピース矯正にもいくつかのデメリットがあります。まず一つは、適応症例が限られていることです。非常に複雑な歯列不正や骨格的な問題を持つ患者さんには不向きな場合があります。そのため、適応かどうかの診断は歯科医師にしっかりと相談することが重要です。

また、取り外し可能な特性が逆にデメリットとなることも。患者さんが自己管理できず、必要な時間(20時間以上)装着しない場合、期待される治療効果が得られない可能性があります。経済面でも、初期投資が高く、メンテナンスや追加のマウスピースが必要な場合は追加費用がかかることもあります。

治療期間に関しても個別差があり、数ヶ月から数年かかることがあります。しかし、従来のワイヤー矯正と比較しても治療期間はほとんど変わらず、むしろ快適に過ごせる分、患者さんには好意的に受け入れられることが多いです。

4. Eラインとは何か

Eラインとは、顔の横顔のバランスを評価する指標の一つで、特に美容整形や矯正治療においてよく使われます。具体的には、鼻先から顎先を結んだ線のことをEライン(エステティックライン)と言い、この線と唇の位置関係が美しい顔のバランスを決めるとされています。

一般的には、上唇がEラインからわずかに後退し、下唇もそれに沿って少し後ろにある状態が理想とされています。Eラインが整っていると、横顔が非常に美しく見え、全体的な顔の印象も良くなります。矯正治療によって、このラインが改善されることも多いです。

5. 矯正治療後のEラインの変化

マウスピース矯正を含めた矯正治療が成功すると、Eラインも改善されることがあります。これは、歯列が整うことで、唇の位置や顔の全体的なバランスが良くなるためです。特に前歯や犬歯の位置が改善されると、唇の出っ張りが減少し、Eラインが美しく整います。

治療後のEラインの変化は、患者さん自身にとっても大きな満足感をもたらします。理想的なEラインを目指すことで、横顔が美しくなり、自信を持てるようになるでしょう。精神的なメリットも大きく、外見に自信が持てることで、社交的な場でも積極的になれます。

ただし、Eラインの改善は必ずしもすべての患者さんに適用されるわけではなく、個々の骨格や歯列の状態によって違いがあります。歯科医師と十分に相談し、自分に合った治療計画を立てることが大切です。

まとめ

成人矯正、特にマウスピース矯正には多くの利点があります。見えない装置で治療が進み、快適な生活を維持することができる一方で、自己管理の重要性や高額な初期投資といったデメリットも存在します。Eラインの改善など、見た目の美しさだけでなく、内面的な自信も取り戻すことができるため、多くの人々にとって魅力的な選択肢となるでしょう。

患者さんそれぞれのニーズに合わせ、最適の治療法を選んでいくことが重要です。具体的な治療費用や期間については、必ず歯科医師に確認し、自分に合った計画を立てましょう。マウスピース矯正とEラインの改善を通じて、美しい笑顔と自信を手に入れてみてはいかがでしょうか。

成人矯正(マウスピース矯正)で出っ歯を治す

愛知県刈谷市の歯医者 やまむら総合歯科矯正歯科
歯科医師 院長の山村昌弘です。

近年、成人の歯列矯正がますます一般的になってきました。その中でも出っ歯(上顎前突)の悩みを抱える患者さんは少なくありません。出っ歯は見た目だけでなく、咀嚼(そしゃく)や発音に影響を及ぼすこともあります。今回は、マウスピース矯正を用いた成人の出っ歯治療について詳細に解説します。

目次

  1. 出っ歯とは
  2. マウスピース矯正の仕組み
  3. 出っ歯治療のメリットとデメリット
  4. 治療期間と料金
  5. マウスピース矯正の成功例
  6. まとめ

出っ歯とは

  1. 出っ歯(上顎前突)は、上顎の前歯が前に突出している状態を指します。このような歯並びは、生まれつきの顎の形状や、幼少期の習慣(例:指しゃぶり、舌の押し出し癖)によって引き起こされることがあります。出っ歯は見た目の問題だけでなく、日常生活にも様々な影響を及ぼすことがあります。たとえば、咀嚼効率の低下や歯ぎしり、発音不良などです。このため、多くの人が出っ歯の改善を希望し、特に成人になってからも治療を考えることが増えています。

マウスピース矯正の仕組み

  1. マウスピース矯正は、透明なプラスチック製のマウスピース(アライナー)を使用して少しずつ歯を正しい位置に移動させる方法です。このアライナーは3Dデジタル技術に基づき、患者さんの歯形を正確にスキャンして作られます。1セットのアライナーは約2週間ごとに新しいものに交換し、徐々に歯を動かします。一日20時間以上の装着が推奨されており、食事や歯磨きの際には取り外すことができます。この方法は一般的に目立たないため、特に成人にとって審美的に優れた選択肢となります。

出っ歯治療のメリットとデメリット

  1. マウスピース矯正にはメリットとデメリットがそれぞれあります。まず、メリットとしては、透明で目立たないため装着していることがほとんど分かりません。これにより、仕事や社交の場面でも気兼ねなく使用できます。また取り外しが容易なため、食事や歯磨きの際に不便さを感じません。ただし、装着時間の制約があるため、自己管理が求められます。デメリットとしては、従来のワイヤー矯正と比較して修正力が劣るケースや、治療期間が長引くことがある点が挙げられます。また、アライナーは毎回新しいものを作るため、費用がかさむこともあります。治療の初期段階では、装着感や発音に違和感を感じることがあるため、最初の数週間は多少の適応期間が必要です。

治療期間と料金

  1. マウスピース矯正による出っ歯治療の期間は、通常1年から2年程度が目安です。軽度なケースではさらに短期間での治療が可能ですが、重度の出っ歯の場合はもう少し時間がかかることもあります。治療の進行は定期的な診察を通じてチェックし、必要に応じてアライナーの調整が行われます。料金はケースによりますが、日本国内ではおおよそ50万円から100万円前後が一般的です。ただし、保険適用外の自費治療となるため、費用は多重に検討する必要があります。詳細な料金は、初診時に事前相談を行い、見積もりを確認することをおすすめします。

マウスピース矯正の成功例

  1. 実際にマウスピース矯正で出っ歯を治療した成功例も多くあります。例えば、30代の女性患者さんで比較的軽度な出っ歯のケースでは、約18ヶ月で完了しました。この患者さんは最初は装着感に違和感を感じましたが、数週間で慣れ、日常生活にも支障が出ることなく治療を進めることができました。また、治療の間に特別な食生活の制限がなかったため、通常の食事を楽しむことができたと話しています。治療後は歯並びが大幅に改善され、笑顔に自信が持てるようになりました。

まとめ

マウスピース矯正は、成人が出っ歯を治療するための効果的な方法のひとつです。透明で目立たないため、社交的な場面でも気兼ねなく使用できるのが大きなメリットです。ただし、装着時間の自己管理が求められる点や、費用面での負担を考える必要があります。まずは専門の歯科医に相談し、自分に合った治療方法を見つけることが大切です。出っ歯に悩んでいる方は、ぜひ一度マウスピース矯正を検討してみてはいかがでしょうか。

2023年10月より診療時間が変更されます。

大切な患者様へお知らせ

やまむら総合歯科・矯正歯科では診療時間の変更を行うこととなりました。

新たな診療時間は下記の通りとなります:

月曜日 – 土曜日・祝日: 9:30 から18:00(最終受付は午後 6:30)

★昼休みはなしで通し診療となります。

この変更により、お昼休みに歯科医院に通院できるなど柔軟な予約が可能となります。また、土曜日の診療時間の拡大により、週末にご来院いただく方々にもご利用いただきやすくなりました。

私たちはお一人お一人のニーズに合わせた最適な診療を提供することを心掛けています。

なお、既存のご予約については、変更前の診療時間に基づいて調整させていただきますので、ご心配なくご来院ください。また、ご不明点やご質問がございましたら、お気軽にお問い合わせください。私たちのスタッフが丁寧にご対応させていただきます。

やまむら総合歯科矯正歯科は、これからも患者様のお口の健康と美しい笑顔をサポートするために努力し続けます。新しい診療時間により、より快適な診療をご提供できることを心より楽しみにしております。

今後とも、ご愛顧いただきますようお願い申し上げます。ありがとうございます。

やまむら総合歯科・矯正歯科のHPリニューアル

皆さま、こんにちは。刈谷市のやまむら総合歯科・矯正歯科の院長山村昌弘です。

この度、私たちのクリニックは新たなステップを踏み出し、ホームページを全面的にリニューアルいたしました。

皆さまにさらに分かりやすく、効果的な情報を提供することに尽力していきます。

新たなホームページ、新たなコミュニケーションの形

ホームページリニューアルを通じて、刈谷市・豊田市の皆さまへさらに深くサービスを提供するために、我々の治療技術と丁寧な説明の大切さを伝えたいと考えております。

新しいホームページでは、各種治療の流れや、最新の歯科情報をはじめ、患者さま一人一人に合った治療科目に関して詳細を紹介していきます。

やまむら総合歯科・矯正歯科の治療技術

我々の治療技術は、歯科の進歩と共に進化し続けています。虫歯治療、予防歯科、口腔外科、インプラント、矯正治療まで、全ての治療を最新の設備と技術で行います。

歯科治療は専門的な知識を必要とするため、患者さまが治療内容を完全に理解することは難しいかもしれません。やまむら総合歯科・矯正歯科では治療内容を丁寧に説明し、患者さまが納得の上で治療を受けられるよう努力しています。

新しいホームページを通じて、我々の治療技術とコミュニケーションへの取り組みを更に理解いただけることを願っています。刈谷市の皆さまのお口の健康を守るパートナーとして、これからも全力でサポートしてまいります。何か質問や懸念がありましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください。

ご相談はこちらから!

こどもの虫歯を発見するためには? 

そもそも虫歯とは 

虫歯とは、ミュータンス菌などの虫歯原因菌が出す酸によって、歯のカルシウムが溶かされ、歯がもろくなり、ついには穴が開いてしまう病気のことです。歯周病と同じように、重症化するまでは自覚症状がないことも多く、自分では気づかないことも多いです。 

【虫歯の発生】 

①お口の中の原因菌が糖質を取り込み、歯垢を形成します 

②歯垢の中で原因菌がさらに増殖し、糖質から酸をつくります 

③酸によって歯質からカルシウムやリンが溶け出す。これを脱灰といいます。 

④虫歯が進行してしまうと歯に穴があいた状態になります。 

※4の状態になると元にはもどりません。

【虫歯の進行】 

①歯の表面が白くにごり、くすんで見えるのが初期むし歯の状態。この状態を放って置くとむし歯に 進行します。 

②虫歯がエナメル質に進行すると歯の表面が白くにごり、黒く見えている状態になります。この状態 では痛みはありません。 

③虫歯が象牙質にまで進行し、歯の表面が黒く見えている状態。噛む時に痛みを感じることもありま す。 

④さらに虫歯が進行すると歯髄まで達する状態になり、ここまで進行が進むと時に激しい痛みを伴う ことがあります。 

⑤4より虫歯が進行すると、歯冠部が大きく壊れ、歯根部だけが残った状態になります。この段階で は、痛みを感じることは減ってきます。 

生活の中に潜む虫歯のリスク

虫歯ができる原因として大きく関わっているのが、糖質(ショ糖)、原因菌(ミュータンス菌)、歯質(エナメル質・象牙質)の3つ。この3つの要因が重なることで虫歯が発生します。誰でも口の中には細菌が存在しますが、虫歯のなりやすさには、個人差があります。では生活の中に潜む虫歯のリスクには、主に糖分の多い食生活や、唾液の分泌量被せ物・詰め物の劣化正しい歯磨きをできていないなどの要因があげられますよ。特に甘いものが好きな方は、甘いものを生活の中で頻繁に摂取していたり、だらだらと長い時間継続して摂取していたりすると、細菌の働きが高まって虫歯が発生するリスクが高まってしまうので要注意です! 

子供の虫歯

子どもの場合、虫歯が発生しやすいのは、前歯と奥歯。また、乳歯や生えかわって間もない永久歯はエナメル質が薄くやわらかいため、虫歯が進行しやすい歯です。さらに、子どもの歯は大人に比べて虫歯になりやすく進行も早いため、普段から予防をすることも重要。甘いおやつやジュース、だらだら食いには気をつけて、磨きにくい部分は必ず仕上げ磨きで磨いてあげることが予防をする上で大切になります。 

【子どもが虫歯になりやすい場所】 

1.上の前歯の歯と歯の間:0歳〜2歳ぐらいの時期は、上の前歯が虫歯になりやすい時期。哺乳瓶でミルクや甘い物を飲ませることで虫歯になりやすくなります。また、哺乳瓶で飲んだあとにすぐ寝かしつけてしまうと、全体的に虫歯になるリスクが上がってしまうので要注意ですよ。 

2.奥歯の溝の部分: 

3.奥歯の歯と歯の間: 

奥歯までしっかりと歯ブラシを届かせて磨いてあげても、汚れを落としにくいのが奥歯の溝の部分と、歯と歯の間。歯と歯の間は、フロスを使うと簡単に汚れを除去できます。 

子どもの虫歯を放っておくとこんなリスクが…! 

①偏食になりやすい 

②顎が十分に発達しない 

③虫歯になりやすくなる 

④大人の歯の歯並びにも影響がでる 

⑤大人の歯の発育の妨げになる 

これらのリスクを回避するためにも、効果的な対策を知っておきましょう。 

子どもの虫歯に効果的な対策は?

子どもは大人よりも虫歯になりやすく進行も早いため、なるべく虫歯にならないための対策が必要です。子どもの虫歯に効果的な対策のポイントは、フッ素にあります! 

その1歯からカルシウムが溶け出すことを抑制する力あり 

上記に加え、いったん溶け出してしまったり、既に唾液中に存在するカルシウムを歯に取り込む働きも知られていて、歯の質そのものを強化してくれる効果もあります。これだけではなく、フッ素は虫歯菌自体の活動を抑える働きももっているため、虫歯予防に大変効果的な成分といえるのです。 

その2虫歯になりやすい子どもの乳歯・永久歯の再石灰化を促進 

再石灰化とは、歯から溶け出したカルシウムが再び歯に取り込まれること。子どもの歯は虫歯になりやすい反面、フッ化物による再石灰化が大人の歯よりも促進されやすいため、虫歯対策がポイントになりますよ。 

むし歯にならないためには、予防がとても大切。子どもの虫歯は進行がはやいので、おうちで出来るセルフケアや歯医者さんでのケアが不可欠です。 

【具体的ケア方法】 

①フッ素入りの歯磨き粉を使う。 

②デンタルフロスで歯間の汚れを除去する。 

③キシリトール配合のタブレットで虫歯菌の酸を抑える 

④仕上磨きで細かい部分のブラッシングをする 

⑤歯医者さんでのフッ素塗布 

⑥歯科医院でシーラント(プラスチックの材料)をして埋める 

歯科医師 院長 山村 昌弘

ご相談・ご予約はこちらまで!

https://www.dent-sys.net/tsys/ts_u_book_new.php?d_name=yamamura&medical_sts=1&_gl=1advepr_gcl_au*OTcxMTgxMzg2LjE2ODYwMzcxNDc.

インプラントの治療期間 

インプラントがしたいと思っても、治療期間がトータルでどのくらいかかるのか分かりづらいので踏み出せないという方もいると思います。 

そこで、インプラントの平均的な治療期間を、治療の流れに添ってご紹介したいと思います。 

治療期間 

インプラント治療にかかる期間は、お口の中の環境によって様々ですが、診察、診断から治療完了まで、最短で6カ月、上顎で約1年かかると言われております。 

インプラントは虫歯の治療のように、削って型取りをして、次の来院時には被せるというような短期間で治療が終わることはありません。 

どうしてかというと、インプラントは人工歯を被せるまでに以下の工程があるからです。 

インプラント治療の工程 

  1. 土台となる人工歯根を埋入する 
  1. 人工歯根が骨と結合するまでの期間を置く 
  1. 人工歯根と人工歯を結合するための装置を取り付ける 

といった何段階ものプロセスを踏まなければならないからです。 

治療期間に差があるのはどうしてなの? 

治療期間に差があるのは、患者様それぞれのお口の中の健康状態に違いがあるからです。 

顎の骨がしっかりしており、歯ぐきも健康な方というのは、比較的すぐに埋入手術が受けられますし、骨と人工歯根の結合も早く進みます。 

反対に、歯周病があったり、顎の骨が溶けて薄い方は、歯ぐきの治療や造骨手術を先に行う必要が出てきたり、骨との結合期間も長くかかることがあります。 

インプラントの治療の流れとそれぞれにかかる治療期間 

では具体的にインプラント治療の流れに沿って、そのプロセスと治療期間をご紹介していきましょう。 

★治療前(通院回数2~3回、通院期間2日~2週間) 

① クリニックで丁寧なカウンセリング 

② 歯の状態・口腔内の状態・全身の状態などを確認 

③ 治療法や手術を受けれるかなどの説明 

④ 術前検査(CT・血液・心電図などの臨床検査、歯周病の検査) 

⑤ インプラントを正確な位置に埋入するためのガイド作成 

⑥ 担当医師と治療計画を進める 

★外科手術(1日) 

① 歯の欠損部の歯槽骨にインプラントを埋め込む。 

② 埋入されたインプラントにアバットメントと呼ばれる連結部を装着する。 

③ 装着したアバットメントに人工歯を固定する 

・1回法・・・通院回数1~2回・通院期間1日~2週間 

歯ぐきを切開し、あごの骨にドリルでインプラント体を埋めるための穴を開け、その後、開いた穴にインプラントと人工の歯との連結部分にあたるアバットメントが一体となった、ワンピースインプラントを埋め込みます。ツーピースインプラントを使用する場合は、インプラント体を埋め込んだ後、アバットメントを取り付けて完了です。 

インプラントを埋め込む顎の骨がしっかりとあることが条件です。 

・2回法・・・通院回数4~6回、通院期間3~7ヶ月 

歯ぐきを切開したらドリルを使い、インプラント体を埋めるための穴をあごの骨に開けていき、その後インプラント体を埋め込み、インプラント体の上部の穴にカバーをかぶせたら切開した歯ぐきを縫い合わせ、1回目の手術は終了。 

2ヵ月後、インプラント体があごの骨としっかりと結合したら、2回目の手術を行ないます。 

★インプラント定着期間(3~6ヶ月) 

2回法で手術を行った場合は、1回目と2回目の間に3~6カ月の定着期間が必要となります。この期間は人工歯根と顎の骨が結合するための期間で、定着期間に個人差があるため歯科医師が期間を提案します。 

★人工歯をセット(1日) 

インプラントの土台が安定し切開した歯ぐきの傷口が治ってから人工歯をセットします。 

★手術後(メンテナンス年1回程度) 

術後は定期的なメンテナンスと歯周病予防プログラムが必要になります。 

適切なケアを行なわないとインプラント周囲炎を起こしやすくなるため定期的なチェックが必要です。その後、問題がなければ年1回程度の受診で問題ない状態になります。 

インプラント治療は長い目でじっくりと 

インプラント治療は、少なくても半年以上はかかるため、長い目でじっくり治療していく必要があります。 

それだけ長い事期間をかけて行うインプラント治療は、周囲の歯に負担をかけることなく自分の歯と同様に扱うことができる、口腔内の違和感が少ない治療方法です。 

やまむら歯科でも、インプラント治療は多くの実績を持っておりますが、治療を受けた患者様はみんな、インプラント治療をして良かった!まるで自分の歯みたい!と大変喜んでくださいます。 

期間がかかってしまっても、かかった分以上の機能性・審美性全てにおいて、どの修復方法よりも天然歯に近い回復が期待できます。 

生涯おいしく食事ができ、見た目も美しい状態を継続できるメリットを考えると、治療期間がかかったとしても行う価値はとても高いです。 

審美歯科|日進市の歯医者なら歯科オーラルクリニック・エクラ

“噛む”という動作は、健康にも大きく影響します。 

インプラント治療で不自由ない生活を取り戻しませんか? 

インプラントが気になっている方は、やまむら歯科の担当医と念入りに打ち合わせをし、治療期間の目安を頭に入れ、ご自身のライフスタイルに合わせてぜひご検討いただきたい治療です。 

歯科医師 院長 山村 昌弘

ご相談・ご予約は下記まで↓

治療後に痛いのはなぜ 

 

皆様の中には、むし歯の治療後なのに、歯が痛いといった経験をしたことはありますか? 

治療をしたのに歯が痛いなんて、ちゃんと治療ができていないのではないかと思ってしまう方もいらっしゃるかもしれませんので、ここはしっかりとご説明させていただきたいと思います。 

むし歯の治療後に歯が痛む原因 

むし歯の治療中は、麻酔をしているため痛みには気づかないことが多いですが、麻酔が切れた後にズキズキと歯が痛み出したという経験をした方は大勢います。 

  • 治療後は神経が敏感になる 

むし歯の治療後は神経が敏感になるため、いつもより痛みを感じやすくなります。 

むし歯の治療では、タービンと呼ばれる機器を使いますが、その時に生じる振動が神経へダメージを与えます。むし歯が神経に近ければ近いほど、熱や振動は伝わりやすいです。 

  • 神経が炎症を起こしている 

むし歯で溶かされた歯をきれいに取り除いても痛みがある場合は、すでにむし歯菌が神経内部まで入り込んでいる可能性もあります。 

また、神経の近くまで浸食しているむし歯は、神経を弱らせていることがあります。歯の神経がダメージを受けて弱っていると、治療後も歯がしみたりズキズキと痛む場合が多いです。 

  • 詰め物が神経を圧迫している 

詰め物が神経を圧迫すると、治療後のむし歯がズキズキと痛くなる原因になります。 

また、被せ物を入れる時に、嚙み合わせの調整がうまくいかず、周辺の歯根膜にダメージを与えて痛みを感じる場合もあります。 

  • 詰め物で銀歯を使用している 

詰め物が銀歯の場合、冷たい物や熱い物を食べると痛くなる原因になります。 

保険診療では、詰め物の材質にプラスチックや金属を使いますが、自費診療で使うセラミックに比べると金属は熱を伝えやすいため、日が浅いうちは刺激で傷みやすい状態です。 

通常なら2~3日もすれば痛みはなくなります。 

銀歯の写真素材|写真素材なら「写真AC」無料(フリー)ダウンロードOK

  • 神経が取り切れていない 

歯の神経を取り除く根管治療の後にズキズキと痛みが生じる場合は、神経が取り切れていない可能性が考えられます。 

歯に通じる神経を取り除く根管治療は非常に複雑で、細くて狭い歯の中を隅々まで治療しなければ神経は取れません。そのため、治療が完了したと思っても、完全には神経が取り切れていない場合があります。 

むし歯の治療後に歯が痛くなった時の対処 

治療後の歯がズキズキと痛む症状は、一般的には2~3日もすれば落ち着きます。 

もし治療後に痛みが1週間以上継続している場合は、神経の圧迫や炎症などの可能性が考えられますので、必ずかかりつけの歯科医へ相談するようにしましょう。 

治療後に歯が痛くなった時は 

  • 痛み止めを服用する 

どうしても歯の痛みを抑えたい場合は、痛み止め飲んで様子をみましょう。 

常備しているロキソニンの錠剤の写真素材 - ぱくたそ

  • 刺激が強い食べ物を口に入れない 

むし歯の治療後に歯が痛い時は、刺激が強い食べ物を口に入れないようにしてください。 

  • 血液の循環がよくなる行動を控える 

身体が温まり血液の循環がよくなると歯の痛みが強くなります。そのため、できるだけ長風呂や激しい運動、飲酒等は避けましょう。 

シャワールームの写真素材|写真素材なら「写真AC」無料(フリー)ダウンロードOK

  • 痛みがある歯を触らない 

痛む歯に指でさわると、指に付着している細菌が患部に侵入する可能性があります。 

患部を冷却シートなどで冷やす 

冷却シートや冷たいタオルで患部を冷やすと、歯の痛みは少しだけ和らぎます。 

治療後に再受診すべき痛みの目安は? 

基本的に、むし歯治療後の痛みやしみるといった症状は数日で感じなくなっていきます。しかし、注意が必要で再受診すべき痛みもあるのでお伝えしておきます。 

痛みが時間の経過とともに増していく場合 

治療した歯の周囲が腫れてきた、赤くなってきた場合 

数日たっても症状が引かない場合 

こういった症状の時は、一度確認のため再受診をして確認してもらうことをおすすめします。特に、腫れや痛みの増加は、何らかの感染が疑われるため、歯科医院での処置が必要です。 

歯を触る女性(困る) - No: 2564865|写真素材なら「写真AC」無料(フリー)ダウンロードOK

最後に 

神経に近いむし歯の処置や、神経を取り除く処置を行った際には、治療直後に痛みや不快感が出ることは、治療後にドクターからご説明があるかと思います。 

ご自宅で、痛みや不快感をやわらげるために、適切に痛み止めを使用し、タオル等で冷やすなどといった応急処置をまずは試してみることをおすすめします。 

痛みやしみるといった不快感は、数日でだんだんと消失していくと思います。どうしてかというと、これは、神経の近くに第二象牙質という組織が作られ、刺激から神経が守られるようになったり、神経をとる治療中であれば、根管内にいれたお薬により、感染した組織が消毒され症状が鎮静化するためです。 

せっかく治療を行ったのに歯に痛みや不快感があると心配になってしまうものですが、数日安静にし、痛み止めなどで対応しながら、それでも痛みが治まらない様でしたら再診をご希望されると良いと思います。 

やまむら歯科では、治療後に痛みが出たりした場合、不安であればいつでもお問い合わせいただいて構いません。 

当院は、笑顔とコミュニケーションで溢れた明るく暖かい雰囲づくりを大切にしております。 

一人でも多くの方に当院を選んで良かったと思っていただけるように努めておりますので、遠慮なくお問い合わせください。 

歯科医師 院長 山村 昌弘

ご相談・ご予約は下記まで↓