子どもの仕上げ磨きは、夜だけでよいのか、毎食後に必要なのか、迷う保護者の方もいるでしょう。大切なのは、回数だけでなく、歯の汚れを適切に落とすことです。この記事では、仕上げ磨きの目安や夜に行うメリット、子どもが嫌がるときの工夫、むし歯予防のポイントを解説します。
目次
- 仕上げ磨きは夜だけで大丈夫?
- 仕上げ磨きの回数とタイミング
- 仕上げ磨きの質を高めるポイント
- 子どもが仕上げ磨きを嫌がるときの工夫
- よくある質問
- まとめ
仕上げ磨きは夜だけで大丈夫?

仕上げ磨きは、毎食後に行うのが難しい場合でも、まずは就寝前に丁寧に行う習慣をつけましょう。ただし、夜に磨けば日中のケアが不要というわけではありません。
夜の仕上げ磨きが大切な理由
寝ている間は、唾液の分泌が減ります。唾液には、口の中の汚れを洗い流したり、酸を中和したりする働きがあります。
そのため、就寝前に歯の汚れを落としておくことは、むし歯予防の大切なポイントです。特に、奥歯の溝や歯と歯の間は汚れが残りやすいため、意識して磨きましょう。
夜だけでは不十分な場合もある
朝や食後にも歯を磨くことで、口の中に汚れが残る時間を減らせます。子ども自身が歯を磨く習慣を身につけることも大切です。
食後すぐに磨けない場合は、まず口をゆすぐなど、できることから取り入れましょう。ただし、うがいだけで歯垢(プラーク)と呼ばれる細菌のかたまりを十分に落とすことはできません。
仕上げ磨きの回数とタイミング

仕上げ磨きは、子どもの年齢や歯磨きの習熟度に合わせて行います。自分で歯を磨けるようになっても、磨き残しがあるうちは保護者の確認が必要です。
1日何回行えばよい?
子どもの歯磨きは、朝と夜を基本に、食後にも行うことが望ましいとされています。仕上げ磨きは、特に就寝前に丁寧に行うことを意識しましょう。
乳歯は永久歯よりもむし歯が進行しやすい場合があります。また、生えたばかりの永久歯もむし歯になりやすいため、丁寧なケアが大切です。
年齢や歯並びによって磨き方は異なります。刈谷市のやまむら総合歯科・矯正歯科では、子どもの歯の健康について相談できる【小児歯科に関するページ】 もご案内しています。
何歳まで仕上げ磨きが必要?
仕上げ磨きは、子どもが自分で磨けるようになっても、磨き残しを確認するために続けましょう。手先の器用さや理解力には個人差があるため、年齢だけで終了時期を決めることはできません。
小学校低学年以降も、奥歯や歯と歯の間などは磨き残しが起こりやすい部分です。本人の歯磨きの様子を見ながら、必要に応じて保護者が仕上げや確認を行いましょう。
仕上げ磨きの質を高めるポイント

仕上げ磨きは、回数を増やすだけでなく、汚れが残りやすい場所を意識することが重要です。
磨き残しやすい場所を意識する
特に注意したいのは、奥歯の溝、歯と歯ぐきの境目、歯と歯の間です。歯ブラシを小刻みに動かし、力を入れすぎずに磨きましょう。
歯ブラシが届きにくい部分は、口を少し開けてもらうなど、磨きやすい姿勢を工夫します。歯と歯の間が狭い場合などは、歯科医師や歯科衛生士に補助用具の使い方を相談するのも方法の一つです。
フッ素入り歯磨き剤も活用する
フッ素には、歯の再石灰化を促し、むし歯の予防に役立つ働きがあります。子どもの年齢に合ったフッ素入り歯磨き剤を選び、製品の使用方法に従って使いましょう。
使用量やフッ素濃度は年齢によって異なります。迷った場合は、歯科医院で確認すると安心です。歯磨きに加えて、食事やおやつの時間を決め、糖分を含む飲食物を頻繁に口にしないことも、むし歯予防につながります。
子どもが仕上げ磨きを嫌がるときの工夫

仕上げ磨きを嫌がる子どもに、無理に長時間続けると、歯磨きそのものが苦手になることがあります。短時間でも、毎日続けられる方法を探しましょう。
短時間で磨き、習慣化する
最初から完璧に磨こうとせず、短時間で終えられるように工夫します。磨く順番を決める、歌を歌いながら磨くなど、子どもが見通しを持てる方法も役立ちます。
また、保護者が歯磨きの見本を見せたり、子ども自身に先に磨いてもらったりする方法もあります。できたことを具体的に伝え、歯磨きへの抵抗感を減らしていきましょう。
嫌がり方が強い場合は、姿勢や歯ブラシの大きさ、磨く力などを見直してください。
よくある質問

Q1. 夜に仕上げ磨きをすれば、朝は磨かなくてもよいですか?
夜の仕上げ磨きは大切ですが、朝の歯磨きも習慣にしましょう。寝ている間は唾液の分泌が減り、起床時には口の中に細菌が増えていることがあります。朝と夜を基本に歯を磨き、食後にもケアできるとよいでしょう。忙しい朝でも、子ども自身の歯磨きを習慣化することが大切です。
Q2. 仕上げ磨きは何歳まで必要ですか?
終了時期に一律の決まりはありません。子どもが自分で歯を磨けるようになっても、磨き残しがある間は保護者による確認が必要です。特に奥歯や歯と歯の間は、磨き残しが起こりやすい部分です。年齢だけで判断せず、歯磨きの様子を見ながらサポートしましょう。
Q3. 仕上げ磨きを嫌がる場合はどうすればよいですか?
短時間で終える、磨く順番を決める、歌や声かけを取り入れるなど、子どもが取り組みやすい方法を試しましょう。無理に長時間続けるのではなく、毎日の習慣にすることを目指します。痛がる場合は、歯ぐきの炎症や歯ブラシの当て方などが原因の可能性もあるため、歯科医院で相談してください。
まとめ

子どもの仕上げ磨きは、就寝前に丁寧に行うことが大切です。ただし、夜だけで十分とは限らず、朝や食後の歯磨きも習慣にしましょう。磨き残しやすい奥歯や歯と歯の間を意識し、年齢に合った歯磨き剤を使うことも重要です。仕上げ磨きの方法や子どものむし歯予防について気になることがあれば、歯科医院で相談しましょう。
監修:山村 昌弘 (やまむら まさひろ)歯科医師・日本口腔インプラント学会認定医・ペンシルベニア大学歯学部研修修了
やまむら総合歯科・矯正歯科(医療法人志朋会)
所在地:愛知県刈谷市井ケ谷町沼田21番地
アクセス:バス停「西境」徒歩5分/駐車場100台
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