*

無料メール相談

*

WEB初診予約

0566-63-9777
やまむら総合歯科・矯正歯科

横隔膜を使った呼吸(10歳)

今回、ご紹介するお子さんは、以前も紹介させていただいたMくんです。

10歳の男の子です。7回目のアクティビティの様子をご紹介します。

まず、Mくんはとても真面目な性格で、アクティビティもマイオブレイス(マウスピース)も毎回きっちりとやってきてくれます。お話もしっかり聞いてくれて、毎回スムーズに練習できます。

「きろく表」には、シールがたくさん貼ってあります。Mくんの努力はもちろんですが、ご家族のご協力もあってのものだと思います。

前回は、横隔膜を使った呼吸のアクティビティでした。

1ヶ月練習して、横隔膜を使った呼吸はとても上手にできていました。息を吸った時にお腹が膨らんで、吐いたらへこみます。今回はそれを応用させていきます。

まず横隔膜とは肺の下にあり、膜という名前がついていますが、筋肉です。


正しい呼吸とは、横隔膜を上下に動かして行う腹式呼吸です。

腹式呼吸は、息を吸うとお腹が膨らんで、吐くとへこみます。息を吸うとき横隔膜を使うことができると、助骨が開き、肺がより膨らみます。

今回のアクティビティは、息を吐ききり、息を止めて歩きます。呼吸をする時に、鼻から呼吸をするトレーニングです。


アクティビティの様子です。
たまに頑張りすぎて、苦しくなるまで息を止めてしまい、勢い余って口から呼吸してしまうお子さんもいらっしゃいますが、口から呼吸をしたら、再度仕切り直します。

このアクティビティの内容を簡単にご説明すると、私たちの体は脳からの指令で動います。呼吸も同じです。

体の中に”100”たまる箱があるとすると、鼻で呼吸をしている場合は100溜まったら、脳から次の呼吸をするように指令が出ます。

しかし、口を開けて口で呼吸をする癖がついてしまうと、その箱は80 60 40…と、どんどん小さくなってしまうのです。

100に比べると40はすぐに溜まってしまうので、脳からの指令もたくさん出て、浅く、早い呼吸になってしまいます。

お子さんの中に、呼吸が荒く、肩を揺らしながら呼吸をしている子はいませんか?

浅く早い呼吸は、集中力がなくなったり、寝不足になったり、お子さんの健康に深く関わっていくのです。

このアクティビティでは、60 40と小さくなった箱を100に戻すことが目的です。

実は、歩く歩数には目標があります。
ここでは内緒ですが、お子さんに言うとみんなびっくりします。

目標に近づくことも大切ですが、基本に忠実に、しっかり鼻から呼吸ができることが1番大切です。もちろん、目標の歩数に到達しないと終われないなんてスパルタなものでもありません。

皆さんお家でも練習を頑張ってくれて、1回目よりたくさん歩けるようになっています。中には、ご家族で競いながらやっているお子さんもいるようです。

ご家族で楽しくできると言うお話を聞いて、とても嬉しかったです。

Mくんも、あと2回このアクティビティを行う予定なので、2回目は前回より、たくさん歩けるようになっているといいなと思います。