お子様の未来を一緒に育みましょう!
こんにちは!やまむら総合歯科・矯正歯科の山村昌弘です。
この書籍を執筆したのは、やまむら総合歯科・矯正歯科が日々目の当たりにする子供たちの健康問題に対して、親御さんや教育関係者、そして子供たち自身が、どのように対応していくべきかを示すためです。
健康な身体は、健康な口腔環境から始まります。当クリニックでは、子供たちの笑顔を一つ一つ大切にし、それぞれが持つ可能性を最大限に引き出すことを使命としています。
しかし、多くの場合、必要な情報や正しい知識が不足していることが現状です。
このギャップを埋め、子供たちが健やかに成長できるよう、専門的な知見を分かりやすくお伝えすることが、この書籍を書く大きな動機でした。
未来への投資
筋機能矯正から自信ある子どもの育成まで、一貫したコンセプトは、子供たちの「未来への投資」です。
子供たちの笑顔は社会全体を明るくし、健全な成長は将来の世界を豊かにします。
親御さんがこの書籍を通じて子供たちの成長に対する理解を深め、正しいサポートを行うことで、子供たちは自信を持って前に進むことができます。私たちはそのプロセスの一部でありたいと願っています。だからこそ、この書籍には、具体的な行動指針と心からのエールが込められています。
最終的には、この書籍が子供たちのより良い未来への道標となり、健康と幸福の土台を築くお手伝いができればと考えています。
歯科医院への通院をきっかけに、家族全員が健康な生活を送り、子供たちが夢や目標に向かって果敢に挑戦できる環境を作ること。
それが私が書いた想いであり、この書籍を手に取るすべての方々に伝えたいメッセージです。
当書籍は、子どもたちの健やかな成長のために、院長である山村昌弘の専門知識を惜しみなく提供しています。
第一章
口腔機能の発達に影響が出てしまう癖
第一章からなる当書籍の内容を一部紹介します。
第一章では口呼吸、ぽかんとした口、舌を出すなどの癖は、子どもの口腔機能の発達に大きな影響を及ぼし、その成長にも悪影響を与える可能性に関してお伝えしています。子どもの様々な能力、特に学習能力は口腔機能の発達と密接に関係しており、これが乱れると免疫力の低下や自律神経の乱れにも繋がりかねません。
口腔機能の発達が適切でないと疑われるサインは、食事中の様子や就寝中の様子、子どもの姿勢や座り方の癖、表情や仕草、行動、そして歯並びに見られることがあります。また、ミルク育児の子どもは口腔機能の発達に特別な注意を払う必要があります。これらのサインに早期に気づき、適切な対応を行うことで、子どもの健全な発達を支援する選択をすることが重要です。
第二章
子どもの日常生活の重要性
第2章では、子どもの日常生活が口腔機能の発達に大きな影響を及ぼすことをまとめています。食習慣は特に重要で、顎の成長を阻害し、結果として口腔機能の発達に影響を与えることがあります。例えば、歯並びはその9割が後天的原因によるもので、6歳で歯間に隙間がない場合は将来の歯並びの問題のサインとなり得ます。また、子どもの歯が生えるタイミングにも変化が見られます。
歯並びがきれいでも、必ずしも噛み合わせが良いわけではありません。
幼少期のハイハイは顎の発達を促進する重要な活動であり、国が推奨する「手づかみ食べ」も子どもの成長において大切なステップなのです。
ストローを使った飲み物の摂取も、噛む力を鍛える意味で役立つ可能性がありますが、これには賛否両論が存在します。
実は親が知っておくべきこと
正しく噛むためには、適切な椅子選びが重要であり、抱っこの仕方にも注意が必要です。
間違った抱っこは口呼吸を引き起こす原因となることがあります。
加えて、癖や習慣以外にも、生まれつきの舌小帯の長さが口腔機能に問題を起こすことがあります。
第三章
筋機能矯正という矯正方法
第3章では、筋機能矯正の初歩を把握し、これを実生活にどう応用できるかを学びます。
筋機能矯正は、6歳から始められるお口の癖を改善する治療法です。この矯正法では、一般的な歯列矯正とは異なり、歯を抜かずにきれいな歯並びを作り出し、噛み合わせも同時に改善します。顎の成長を促進するマイオブレースを用いることで、後戻りの心配が少なく、外出時には装着する必要がありません。治療にあたっては、検査で口腔機能の成長を主にチェックし、クリニックと自宅でのトレーニングを組み合わせます。月に一度の通院と数カ月に一度の診察で顎の成長と口腔機能がチェックしていきます。
筋機能矯正を始める最適な年齢は6歳であり、半年程度で前歯のねじれが戻り、歯列が整い始めることが多いです。この治療を受けることで気道が広がり、呼吸がしやすくなるなど、顔立ちだけでなく健康にも多くの恩恵があります。正しい上顎と下顎の発達は、はっきりとした目鼻立ちの形成に不可欠で、肥満や視力の問題改善、心の悩みの解消にも寄与し、集中力の向上にも繋がることが期待されます。整った顔立ちや高い学習・運動能力、健康な体を手に入れたい場合、筋機能矯正は有効な手段と言えるでしょう。
第四章
早ければ早いほど良い!筋機能矯正
第4章では、親とスタッフの連携が成功の重要な鍵となる筋機能矯正は子どもの口腔機能を改善するために必要なトレーニングです。このプロセスは、一流のスポーツ選手が歯列矯正を行う理由とも関連があり、良い歯並びがあると水泳や楽器の演奏などの技術向上に役立つとされています。
筋機能矯正は、他の習い事よりも優先して行うべきであり、順調に進めば約2年で完了することが可能です。
矯正治療によって顔の外見だけでなく、性格にも変化が見られることがあり、例えば授業中に居眠りをする子どもは口呼吸が原因であることが判明するケースもあります。
具体的な症例として、
Aくんは6歳から治療を開始し、8歳現在では目がぱっちりして自信を持てるようになりました。
Rちゃんは7歳から10歳の治療期間で、舌を出す癖と反対咬合を克服しました。
Kくんは舌小帯手術と筋機能矯正により口を大きく開けられるようになり、
Cちゃんは体がクネクネしていたゲーム好きが凛々しい姿に変わりました。
Tくんは他院では治せないと言われた歯並びを9歳で遅いスタートながらも改善しました。
このように、どんな子でも筋機能矯正できれいな歯並びを目指せる可能性があります。
親のサポートと理解が、子どもの成功への道を開くことになるのです。
第五章
自信を持てる子に育てる
最後に、第5章で子どもたちが自信を持って成長できるよう、虫歯に限らず、歯並びや噛み合わせにも注意を払い、早い段階からケアすることの重要性を伝えています。
現代文明が子どもたちの口腔状態を悪化させている中、口腔機能の大切さが徐々に認識されています。特に就学前の子どもたちには、早急に口腔機能検査を実施することが推奨されており、これには医科歯科連携が不可欠です。
妊娠中に歯科健診を受けることも、将来生まれてくる子どもの口腔健康にとってプラスになるとされています。しかし、筋機能矯正を行う歯科医院はまだ不足しており、筋機能矯正を検討する際には歯科医院の選択を慎重に行う必要があります。筋機能矯正は単なる美容目的ではなく、健康と成長のための治療としての価値があるのです。
この本を読むことは、お子様の健康な未来への大切な第一歩ですが、知識を行動に移すためには実際に歯科医院に来て、アドバイスを求めることが重要です。
定期的な通院は、お子様の健全な口腔環境を築き上げ、将来的な問題を未然に防ぐための鍵となります。やまむら総合歯科・矯正歯科は、お子様一人ひとりに合ったケアプランを作成し、正しい口腔機能の発達と保持をお手伝いいたします。
お子様の継続的な健康と幸福は、一つ一つの小さなステップから形作られます。
お子様が自信を持って大きな夢に向かって歩いていけるように、当院が支援します。食生活の改善、筋機能矯正のアプローチ、日常の小さな習慣の調整など、具体的な方法を提案しながら、一緒にお子様の成長を見守っていきたいと思います。
今、この瞬間からでも遅くはありません。お子様のためにできる最善の選択をしましょう。私たちは、お子様の笑顔がずっと輝き続けるよう、専門的なケアとアドバイスを提供していきます。
親御さんがお子様の健康管理に関するどんな疑問や懸念にも、親身になってお答えします。お子様がよりよい生活習慣を身につけ、健全な成長を遂げられるよう、一緒に努力することをお約束します。私たちはただの治療者ではありません。お子様の健康な未来を創造するパートナーです。
心からのサポートとともに、お子様が自信を持ち、明るい未来に向かって歩んでいく姿を想像してください。
お子様が健康で輝かしい笑顔を保ち続けられるよう、一緒に働きかけていきましょう。
ご相談を心よりお待ちしております。