こんにちは。愛知県刈谷市の歯医者、やまむら総合歯科矯正歯科 歯科医師 院長の山村昌弘です。
マウスピースは歯ぎしり対策や顎関節症の緩和、矯正治療など、さまざまな目的で歯科医院から処方される装置です。多くの場合、歯や顎への負担を軽減する目的で使用されますが、「マウスピースを使っているのに顎が痛くなった」「朝起きると顎が疲れている」といった相談を受けることがあります。本来、マウスピースは顎の負担を減らすための装置ですが、使用状況や口の状態によっては違和感や痛みが出ることもあります。今回は、マウスピースを使用しているのに顎が痛くなる理由と、その対処について歯科医の立場から分かりやすく解説します。
マウスピースは歯や顎にかかる負担を軽減するための装置です。夜間の歯ぎしりや食いしばりによって歯や顎関節に強い力がかかると、歯の摩耗や破折、顎関節症の症状などにつながる可能性があります。マウスピースはその力を分散させ、歯や顎を守るクッションのような役割を果たします。
また、矯正治療に使用されるマウスピースは、歯に少しずつ力をかけて歯並びを整える目的で作られています。目的は異なりますが、いずれも歯科医師が患者さんの歯型や噛み合わせをもとに作製し、口の状態に合わせて調整されています。そのため基本的には顎に過度な負担がかからない設計になっています。
しかし、口の中の環境は日々変化しています。歯の位置、噛み合わせ、筋肉の使い方などは時間とともに変わるため、最初は問題なく使えていたマウスピースでも、徐々に違和感を感じることがあります。マウスピースを装着しているのに顎が痛くなる場合には、いくつかの原因が考えられます。
マウスピースによる顎の痛みの原因として多いのは、噛み合わせの変化です。歯ぎしり対策のマウスピースは、上下の歯の接触を調整する役割を持っていますが、長期間使用することで歯の接触バランスが微妙に変わることがあります。その結果、特定の筋肉に負担がかかり、顎の痛みとして感じられることがあります。
また、装着時に無意識に強く噛み込んでしまう方も少なくありません。マウスピースを入れると「しっかり噛まないといけない」と思い込み、逆に顎の筋肉を緊張させてしまうケースがあります。本来、マウスピースは軽く装着しているだけで効果があるため、強く噛み込む必要はありません。
さらに、顎関節症の症状がすでにある場合は、マウスピースを使っていても一時的に痛みが出ることがあります。顎関節や筋肉の炎症が強い場合、少しの刺激でも違和感を感じることがあるためです。こうした場合は自己判断で使用を続けるのではなく、歯科医院で状態を確認することが重要です。
マウスピースを使っていても顎が痛くなる場合、歯ぎしりや食いしばりの力が非常に強い可能性があります。睡眠中の歯ぎしりは自分では自覚できないことが多く、体重の数倍の力が歯や顎にかかることもあると言われています。
この強い力が長時間続くと、顎の筋肉が疲労し、朝起きたときに顎のだるさや痛みとして現れることがあります。マウスピースは歯を守る役割はありますが、歯ぎしりそのものを完全に止める装置ではありません。そのため、筋肉の負担が残ることがあります。
また、日中の食いしばりが原因となるケースもあります。仕事中やスマートフォンを操作しているときなど、無意識に歯を強く噛み締めている方は少なくありません。夜間だけでなく日中も顎の筋肉を酷使している場合、マウスピースを使用していても顎の痛みが出る可能性があります。
マウスピースはプラスチック素材で作られているため、長期間使用すると少しずつ変形することがあります。歯ぎしりの力が強い方の場合、数ヶ月で摩耗したり、形が変わってしまうことも珍しくありません。
装置が変形すると噛み合わせのバランスが崩れ、顎の筋肉や関節に負担がかかる可能性があります。特に、片側だけが強く当たる状態になると、顎の動きが不自然になり痛みにつながることがあります。
また、歯の治療を受けた場合もマウスピースが合わなくなることがあります。詰め物や被せ物の高さが変わることで、装置のフィット感が変化するためです。こうした場合は、調整や再作製が必要になることがあります。マウスピースは一度作れば永久に使えるものではなく、定期的なチェックが必要な装置です。
マウスピースを使用していて顎に痛みを感じた場合、まず無理に使い続けないことが大切です。強い痛みがある場合は一時的に使用を控え、歯科医院で状態を確認してもらうことをおすすめします。
歯科医院では噛み合わせの状態、マウスピースの形状、顎関節の状態などを総合的に確認し、必要に応じて装置の調整を行います。少しの調整で症状が改善するケースも多いため、早めの相談が重要です。
また、日常生活での顎への負担を減らすことも大切です。食いしばりの癖がある方は、上下の歯が常に接触していないか意識するだけでも筋肉の緊張を減らすことができます。顎関節は非常に繊細な構造をしているため、小さな負担の積み重ねが症状につながることがあります。
マウスピースは歯ぎしりや食いしばりから歯や顎を守るための装置ですが、噛み合わせの変化や歯ぎしりの強さ、装置の変形などによって顎の痛みが出ることがあります。また、日中の食いしばりや顎関節の状態も影響するため、痛みが続く場合は自己判断で使用を続けるのではなく歯科医院で確認することが重要です。マウスピースは定期的なチェックと調整を行うことで、より安全に使用することができます。顎の違和感や痛みを感じたときは、早めに歯科医に相談することをおすすめします。
以上、愛知県刈谷市の歯医者、やまむら総合歯科矯正歯科 歯科医師 院長の山村昌弘でした。
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