

事故や病気、また年齢を積み重ねたりして歯をほとんど失った場合、多くの方は治療の選択肢として、総入れ歯(総義歯)が浮かんでくると思います。しかし最近では、歯科医療のすさまじい進歩により、新たな治療の可能性も出てきました。
それがインプラントと入れ歯のメリットを組み合わせた「インプラントオーバーデンチャー」です!入れ歯やインプラント等をインターネットなどで調べたことのある方の中は、「インプラントオーバーデンチャー」という言葉を目にしたことがあるかもしれません。
「インプラントオーバーデンチャー」って何だろう・・・と思っても、なかなか調べてみるとなると一苦労ですよね。
ここでは、インプラントオーバーデンチャーが何なのか、どのような治療法なのか、メリットデリメットなどを解説していきたいと思います。
インプラントオーバーデンチャーとは、残存歯やインプラントを入れ歯で覆い被せる治療法のひとつです。
イメージは総入れ歯そのものですが、入れ歯が粘膜で噛む力を支えているのに対し、インプラントオーバーデンチャーは、歯やインプラントが支えになりますので、入れ歯とは全く違う治療となります。
構造としては、埋め込んだインプラント(1~4本)を土台とし、入れ歯を固定する治療法となります。
【メリット】
通常の入れ歯の場合は、顎骨に負担がかかりやすく、次第に骨が痩せ細ってしまうため、定期的に作り直さなければいけません。
反対に、インプラントオーバーデンチャーは、顎骨への負担を軽減できるので、長く使用できます。更に、修理費やメンテナンス費用など、維持費がかかりにくいところもメリットの1つです。
【デメリット】
インプラントオーバーデンチャーは、部分入れ歯にも対応していますが、残存する歯に被せる場合は、隙間から細菌が入り込みやすくなるので、虫歯のリスクが高くなります。
また、この治療は誰でも受けられる治療ではありません。持病がある方やヘビースモーカーの方など、場合によっては断られる可能性もあります。
このような症状がある方は、インプラントオーバーデンチャーがお勧めです。
インプラントオーバーデンチャーは毎日の生活を快適に過ごせる治療法です!
入れ歯を使っている方は、「もっと快適に過ごしたい」といった反面、「大がかりな手術(骨造成)はしたくない」「なるべく費用を抑えたい」と思っている方も少なくないと思います。
インプラントオーバーデンチャーは、そういった方におすすめの治療法です!
入れ歯の不便さを我慢しないで、インプラントオーバーデンチャーで快適な生活を手に入れましょう。
入れ歯をお使いの方で毎日の生活を快適にしたい方は、ぜひやまむら歯科へご相談ください。
歯科医師 院長 山村 昌弘
ご相談・ご予約は下記まで↓